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2023年8月2日水曜日

【おすすめ度●】中原聖乃・竹峰誠一郎『核時代のマーシャル諸島 社会・文化・歴史、そしてヒバクシャ』凱風社, 2013年

マーシャル諸島の経済・社会の概論。マーシャル諸島の歴史、アメリカの安全保障体制の影響、内政・外交・自治体・NGO、言葉・宗教・親族関係・土地制度などを扱っている。残念ながら統計が全く利用されていない。

紀伊國屋書店ウェブサイトから紹介を引用
戦前は日本の植民地、戦後は米国の核実験場としてずっと辛苦をなめさせられてきたが、人びとは相互扶助の精神と島嶼間ネットワークで培われた知恵を発揮して「被曝」という負の遺産と闘いつづけてきた。しかし超大国・米国の影響は社会生活の隅々にまで浸透し、近い将来に、自国の伝統文化を取り戻し、沖縄(日本)の米軍基地問題にも通じる差別的構造を解体することは容易ではない。放射能汚染、米国の傘の下―小国の歴史が3・11後を生きる私たちに反照するものは何か

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