「公害」という言葉を現代的な意味で使ったおそらく日本で最初の本。この本によって「公害」という考え方の基本的な枠組みが作られたといってよい。古い本だが現在でも価値ある内容なのでおすすめ度は○にした。 内容:日本の公害地図 市民生活と公害 私たちはどのように守られているか 大気汚染の影響 水汚染と騒音の影響 公害の政治経済学 日本資本主義と公害 国民運動へ
出版社ウェブサイトから紹介を引用
空をおおう煤煙,鼻をつく悪臭,魚も住めない河川の汚れ――恐るべき公害が私たちをむしばみ,生命をおびやかしている.この大問題に対して国の対策はあまりにも貧困である.自然科学者と社会科学者との緊密な共同研究によって,公害はどうして起るか,それをどのように考え,どう対処したらよいかを明らかにし,世論に訴える.
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