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2022年12月23日金曜日

【おすすめ度○】スーザン・ドウォーキン『地球最後の日のための種子』文藝春秋, 2010年

ベント・スコウマンの生涯を軸にして、ジーンバンク(遺伝子資源を保管する施設)の現状と問題点を詳細に描いている。

出版社ページより紹介を引用
凍土の地下に科学者が作った「ノアの箱舟」がある
植物の多様性を守る「種子銀行(ジーン・バンク)」。食糧と環境の危機に備え、世界中の種子を収集、計画を実現させた科学者達を描くノンフィクション
担当編集者より
北極圏の永久凍土の島の地下150メートル。「地球最後の日のための貯蔵庫」と呼ばれるその施設に収められているのは300万点を超える作物の種子だ。もし地球の作物が滅亡しても、そこの種が農業復興の「種」となる……。本書は植物の多様性を守るために世界中をめぐり、無数の作物のサンプルを収集・貯蔵して、遺伝情報を寡占しようとする企業と対立しつつ、遺伝資源を守った科学者たちの物語。秋に名古屋で開かれるCOP10の議題でもあるホットな問題にも迫る科学ノンフィクションです。(NS)


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