原爆開発の歴史がくわしい。ただしかなり専門的な本で、学部生が読みこなすことは難しい。
出版社ページより紹介を引用
19世紀の黎明期から戦争を経て、今日の核保有へと至る道筋を膨大な先行研究を咀嚼し、明快に叙述する。
広島・長崎への原爆投下は、いかにしてなされ、その後の世界にどのような影響を及ぼしたのか。本書は、膨大な先行研究を咀嚼したうえで、原爆投下を広い時間的・空間的枠組みのもと、世界史の文脈の中に位置づける。一九世紀の黎明期以来、各国で核物理学の研究が進み、毒ガス攻撃や空爆など新たな戦争の手段が登場する中で、各国政府・軍部と科学者たちはいかに行動したか。核兵器の開発・製造・使用・保有のグローバルな歴史を俯瞰する。
《原著》Andrew J. Rotter, Hiroshima: The World’s Bomb (Oxford University Press, 2008)
[ここがポイント]
◎ 原爆の開発前夜から戦争を経て、今日の核保有へと至る歴史を膨大な先行研究を咀嚼し、明快に叙述。
◎ 米国外交史の泰斗が世界史的視野から論じた名著、待望の邦訳。
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