注目の投稿

【まとめ】このブログ全体のまとめです。

紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【テーマ別一覧】 気候変動問題に関する本 公害問題と食の安全に関する本 医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本 地域づくりと地方自治に関する本 水問題(水資源、上下水道、水汚染、治水など)に関する本 原子力と核兵器に関する本 陰謀論、...

2023年3月26日日曜日

【おすすめ度●】アンドリュー・J・ロッター『原爆の世界史』ミネルヴァ書房, 2022年

原爆開発の歴史がくわしい。ただしかなり専門的な本で、学部生が読みこなすことは難しい。

出版社ページより紹介を引用
19世紀の黎明期から戦争を経て、今日の核保有へと至る道筋を膨大な先行研究を咀嚼し、明快に叙述する。
広島・長崎への原爆投下は、いかにしてなされ、その後の世界にどのような影響を及ぼしたのか。本書は、膨大な先行研究を咀嚼したうえで、原爆投下を広い時間的・空間的枠組みのもと、世界史の文脈の中に位置づける。一九世紀の黎明期以来、各国で核物理学の研究が進み、毒ガス攻撃や空爆など新たな戦争の手段が登場する中で、各国政府・軍部と科学者たちはいかに行動したか。核兵器の開発・製造・使用・保有のグローバルな歴史を俯瞰する。
《原著》Andrew J. Rotter, Hiroshima: The World’s Bomb (Oxford University Press, 2008)

[ここがポイント]
◎ 原爆の開発前夜から戦争を経て、今日の核保有へと至る歴史を膨大な先行研究を咀嚼し、明快に叙述。
◎ 米国外交史の泰斗が世界史的視野から論じた名著、待望の邦訳。


0 件のコメント:

コメントを投稿