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2023年4月13日木曜日

【おすすめ度○】大竹久夫 編著『リン資源枯渇危機とはなにか』大阪大学出版会, 2011年

やや古い本だが、一般にはあまり知られていないが非常に深刻な問題であるリン資源の問題について多角的に説明している良書。リンの生化学的重要性、経済的重要性、国際政治上の重要性、リン資源枯渇の危険性およびリンのリサイクルの可能性などについて書かれている。

出版社ページより紹介を引用
地球上のリン資源の枯渇が迫り,思いもよらない人類の危機が予測される.なぜ知らないのか,なぜ危機を感じないのか.農作物に不可欠な肥料で,生命に不可欠,代替できない元素,リン.有機農法の肥料も,もとはリンを食べた動物からもたらされている.長い年月をかけて地中に蓄積する鉱石は肥料の価格抑制のため安価に取り出せる高純度なものしか使えない.肥料や廃棄物として拡散されたリンは効率的な回収を急ぐ必要がある. 


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