慰安婦問題を考えるときにお勧めできる本。『帝国の慰安婦』論争に関わる章など、かなり予備知識を必要とする部分も多いが、そういう部分は読み飛ばしてかまわない。
ただし、今の若い人がいきなりこの本に取り組むと、「反日的すぎる」と感じて投げ出してしまうかもしれない。そういう時には、第6章の「破綻しつつも、なお生き延びる「日本軍無実論」」(永井和)だけでも読んでみるとよい。その上で、この本が「反日的だ」と感じることが正しいかどうか考えてみよう。
出版社ページより紹介を引用
政府間「合意」の評価をめぐる深い溝。日・韓の識者が、その原因を徹底検証し、未来に向けて果たすべき責任を探る。世界的に記憶されるべき「慰安婦」問題を引き継ぎ、戦時性暴力の歴史を断ち切るために。
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