イタヤ(新潟県)、征矢野(そやの)建材(長野県)の(木材業界としては)大型倒産の取材を通して、現在の木材業界の構造的問題を明らかにする興味深い記事。征矢野建材の倒産の直接の原因が、ウッドチップを利用した再生エネルギー事業だった。FIT(Feed In Tarif、固定価格買い取り制)では太陽光発電が優遇されている(電力の買取価格が高い)ので大規模な太陽光発電所が各地に建設されているけど、木質バイオマスについては、現状の買取価格では「儲かるビジネス」として成立させることは容易ではないようです。
これは「新・ウッドショック」なのか?木材業界で相次ぐ大型倒産、危機感高まる(ダイヤモンドオンライン)
今年6月と8月、木材業界で発生した大型倒産が波紋を呼んでいる。新潟県に本社を置く(株)イタヤ(南蒲原郡田上町、負債35億8500万円)、長野県の征矢野(そやの)建材(株)(松本市、負債65億2000万円)の2社が相次いで民事再生法の適用を申請した。
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