本書の内容は、「ウクライナの問題は、第一義次的にはウクライナの問題だということである」(484p)という文章にまとめることができる。ロシアのウクライナ侵攻を招いたウクライナ政治の問題点を分析した本。著者は、ロシアとウクライナの対立のエスカレーションを防ぐ可能性があった6つのチャンスがあったことを挙げているが(336p)、いずれも生かすことはできなかった。
日本が、中国との戦争を避けようと思ったら、中国との対立がエスカレーションしないようにしないといけない。そのために何をすべきか、この本の内容は参考になる。
出版社ウェブサイトから紹介を引用
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