「グローバルサウス」をめぐる教科書と論文集の中間的な本。扱われている論題は、伝統的なマルクス経済学と世界システム論、いわゆる従属論の発展、グローバルサウスと地球環境問題 グローバル化に抗する市民運動、金融危機とグローバルサウス、アメリカの戦争と平和、アジア太平洋地域の安全保障(グアムなど「南洋諸島」の米軍基地問題)など。
出版社ウェブサイトから紹介を引用
新自由主義、紛争、移民、グローバリゼーション…変容する世界秩序の行方と、新たな構想を探る。
グローバル化と、それに連動した新自由主義は、21世紀の世界秩序を劇的に転換してきた。この激変が生み出してきた複合的なインパクトはいかなるものか。本書では、世界秩序をめぐるヘゲモニーの変容とそれが及ぼすグローバル・サウスの社会・経済構造の変容過程と現実、そしてグローバル・サウスの諸地域が抱える21世紀型の諸課題を踏まえ、新たなグローバル、リージョナルなガヴァナンス構築に向けた構想を展望する。
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