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2025年6月9日月曜日

【おすすめ度◎】ハワード・スティーヴン・フリードマン『命に<価格>をつけられるのか』慶應義塾大学出版会, 2021年

交通事故の裁判では、被害者が死亡したら損害賠償金はいくらにすべきかを決めないといけない。アメリカでは、9.11テロ事件の時に、犠牲者に対して政府が補償金を支払ったが、その際に政府が支払った補償金額が高所得者ほど大きな金額になり社会の批判を受けた。このように、生命、健康などを金銭的に評価する考え方、特に統計的生命価値(Value of Statistical Life)の考え方と現実を検討する良書。

出版社ウェブサイトより紹介を引用
▼人の命についている「値段」とはいったい何?
▼テロ事件の犠牲者の補償金が違うのはなぜか?
▼命の「正しい」価値づけは存在するのか?

9.11 テロの犠牲者、殺人事件、死亡事故の賠償金はどのように決められるのか? 生命保険や公害対策のために計算される人命の価値とは?
経済学者、統計の専門家、規制当局が駆使する「統計的生命価値(VSL)」の豊富な例をわかりやすく解説し、「人の命」とは何かという問題に向き合う。





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