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2025年7月11日金曜日

【おすすめ度◎】嶋津暉之『水問題原論 (増補版) シリーズ・川・湖・海を守るために』北斗出版, 1999年

 ダム問題に関する基本的な本。 内容:虚構の水行政―生活と自然を奪うもの ダムの過大放流 河川維持用水のまやかし 非合理的な水利権 ずさんな工業用水行政 水の浪費を放任する水道行政 誰のための農業用水事業か 水源開発は必要か 治水面からの検証 水道原水の水質悪化 ほか

出版社ウェブサイトから紹介を引用
ダムや河口堰の建設、湖沼の水ガメ化など、何百、何千億という巨額の費用が投じられる水源開発事業は本当に必要なのだろうか。本書は、この疑問にさまざまな角度から答えている。慢性的な水不足というキャンペーンが虚構であることを明らかにする「つくられた渇水」。都市の重要な自己水源である「地下水」の利用などなど。水系を改変する土木事業が地元住民の生活や川・湖の自然に与える影響、ひいてはその事業の恩恵を受けるとされる都市住民にどんな被害をもたらすのか。豊富な資料や調査をふまえ、水の浪費を放任する水行政を検証し、将来の水利用のあり方を提案する力作。


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