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2025年9月6日土曜日

【おすすめ度☆】笹原和俊『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』化学同人, 2018年

「エコーチェンバー」、「フィルターバブル」、「アテンションエコノミー」など基本的な考え方の説明。心理学的に説明しているので、真の意味でフェイクニュースが作り出される構造的原因(フェイクニュースでPVを稼ぐことにより広告収入が得られること、フェイクを流して損害賠償を払わされても損害賠償金の方より広告収入の方がずっと多いので「フェイクの流し得」になっていること、さらにそもそも政府自身がフェイクニュースの発信源となっていることなど)は取り上げられていない限界がある。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
フェイクニュースはなぜ拡散するのか.人の認知特性,SNSなどの情報環境から読み解く.

(amazonから補足)
虚偽情報お断り!

2016年、米国大統領選挙を契機に注目を集めるようになったフェイクニュースは、
いかにして拡散するのか。
本書ではこの複雑怪奇な現象を「計算社会科学」という新しい分野から読み解く。
偽情報を信じてしまう人間の認知特性、その情報を拡散させる情報環境の特徴、
情報過多と注意力の限界などの側面からフェイクニュース現象の全体像を描き出し、
メディアリテラシーやファクトチェックによる対抗手段の有効性を検討。
大量の情報が飛び交う現代、偽ニュースに惑わされないために必読の1冊!

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