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2022年10月20日木曜日

【おすすめ度○】本間龍『東京五輪の大罪』ちくま新書, 2021年

本間龍『東京五輪の大罪』ちくま新書, 2021年 東京オリンピックの経費爆発と負の遺産、電通の役割、スポンサー・マスコミとの癒着、誘致の不正、酷暑問題、オープンウォータースイミングの水質汚濁問題、タダボラ問題等東京オリンピックの問題点を網羅的に指摘している。スポンサーとの癒着は2022年に刑事事件化した。
著者は大手行広告代理店「電通」のライバル「博報堂」に勤めていた人で、電通に対する批判がやや強すぎる気はする。なお著者は詐欺罪で有罪になって服役したことがある。


出版社ページより紹介を引用
2021年猛暑のなか、多くの疑惑と世界的パンデミックでも強行された東京五輪。そこで明らかになった利益優先、政治利用、世論誘導やメディア支配の全貌とは。
世界的パンデミックのなか、東京五輪・パラリンピックが強行された。1年延期されたものの新型コロナの猛威は止まる所をしらず医療体制は逼迫。再延期や中止を求める声も高まるなかでの開催だった。しかし、政府が望む支持率のアップにはつながらず、国民軽視、あからさまな既得権益層の利益優先の姿勢が明らかになった。さらにこの華やかな祭典を動かしてきた巨大広告会社「電通」による、世論誘導やメディア支配も浮き彫りになった。本書はこの問題を長年追ってきた第一人者による東京オリンピック総括である。


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