阿部潔『危機と祝祭の2020JAPAN』コモンズ, 2020年 新国立競技場問題、「オリンピック・レガシー」の問題、「1964年」というノスタルジー、1940年(皇紀2600年)の「幻のオリンピック」など2020東京オリンピックをめぐる論点を分析している。ただし、後半のナショナリズムを扱った章は、植民地支配の歴史や現在の東アジアの政治状況に対する分析が決定的に不足しており不適切。
出版社ページより紹介を引用
社会学の視点で東京オリンピックの意味を正面から問い直す本。
過去2回(1940年・1964年)の東京大会との比較と膨大な参照文献をとおして、日本社会の在り方=ナショナリズムの深層/未来のゆくえと五輪の政治的な意味を浮かび上がらせる。
新型コロナウイルスで延期になっても問題は何も変わらない。
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