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2022年11月7日月曜日

【おすすめ度●】中川淳司・米谷三以 編著 『国際経済ルールの戦略的利用を学ぶ』文眞堂、2022年

著者は主に弁護士と官僚 実務的な観点から、国際貿易に関する様々な興味深い論点が論じられている。学部生にはかなり難しく、この問題によほど関心がないと理解できないだろう。 内容:国際経済ルールの形成と利用(総論的考察) 「質の高いインフラ」舷側の形成過程 商品(関税)分類の国際的な統一ルールの形成 先端技術製品に関する関税分類紛争と解決策としてのHS条約改正 WCO/WTOにおける関税問題と企業・産業団体 農業・農産物貿易のルール形成及び利用 内側からみたサービス貿易協定交渉 デジタル貿易の国際ルール形成 WTOにおける「上級委員会危機」について 日本の通商政策 WTOからTPPへ、「経済安保」と国際通商システムの行方 投資の保護・促進のためのルール形成 国際仲裁手続きの迅速化に向けたルール形成の動向 対内直接投資審査のあり方について 地球規模課題に関するルールメイキング及び実施について パリ協定とSDGs デジタル社会における国際課税 国際課税の分野における国際ルールの形成と利用 マネーロンダリング対策と弁護士に対する規制 宇宙資源開発に関する法形成過程

出版社ページより紹介を引用
国際経済法のさまざまな分野におけるルールの形成と利用の事例を取り上げ、いかなる主体がルールの形成・利用過程に関与するか、ルールの内容や法形式、交渉フォーラムがいかにして選択されたか、実際に関与した日本の当事者(政府当局者、私企業・業界団体、法曹など)が国際経済ルールの形成と利用の実態を解説し、課題を明らかにする本邦初の書。



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