題名通り、EUの環境法の概説書。入門書ではない。一人の著者がこれだけの広範な内容をカバーしているのは非常に驚嘆すべきことである。 内容:EU環境法の発展 EU法的枠組み 環境に関する権限 環境政策の目的 環境に関する原則(予防原則・未然防止原則・根源是正優先の原則・汚染者負担の原則) 環境法の策定及び実施 下部機関(欧州環境機関、ECHA、EFSA) EU環境法の解釈と適用の確保(EU司法裁) EU措置による環境保護強化(環境損害責任指令) 環境分野における市民・環境保護団体の参加 EU環境法と構成国 個別分野(気候変動・生息地及び動植物種保護、動物福祉、化学物質、遺伝子組み換え、水、大気、廃棄物) エネルギーと原子力など
出版社ページより紹介を引用
「EU環境法の歴史、構造、原則、手続をおさえ、エネルギー法を含む個別分野を詳細に解説。EU判例・規則等のほか、独仏等、構成国の法律・裁判の動向にも言及。一次資料、詳細な索引(事項、判例、措置別)、資料の読み方まで解説する、この分野の必読文献。」
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