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2023年1月4日水曜日

【おすすめ度●】市川浩『ソ連核開発全史』ちくま新書, 2022年

これまであまり知られていなかったソ連の核開発(核兵器と原子力発電の両面)をコンパクトに概観できる良書。冷戦下のソ連が何を考えていたのかを知ることができる。 内容:冷戦の勃発と核兵器開発の発端 核兵器体系の構築 ウラン資源開発・ミサイル・原子力潜水艦 ソ連の放射線防護 米ソの「サイエンス・ウォー」 ソ連版「平和のための原子」と原子力平和利用 ソ連の原子力発電開発 東側「同盟国」への原子力技術提供 ソ連解体後にビジネス化する原子力

出版社ページから紹介を引用
「第二次世界大戦後、大規模な軍拡競争を伴う東西冷戦下のソ連において推進された原子力政策は、人類史をどう変えたのか。最初期の放射線研究、史上最大の水爆実験から、世界初の原子力発電所稼働、東側同盟国への技術提供、原子力ビジネス、そして史上最悪のチェルノブイリ原発事故に至るまで。危険や困惑を深めながらも試行錯誤を重ね、科学者・技術者を総動員して推し進められた知られざる数々のプロジェクト。現代ロシアの基礎をなすその計画の全貌に迫る、はじめての通史。」




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