国際政治の観点からから見る感染症と健康格差の問題を分析している。感染症の問題が、科学的な面だけでなく、政治・経済と密接に関係していることがわかる。 内容:感染症との戦い(ペストとコレラ) 世界大戦と感染症 第2次世界大戦における薬の活躍 国際保健協力 感染症「根絶」の取り組み(天然痘、ポリオ、マラリア) 新たな脅威と国際協力の変容(エイズ、エボラ、新型コロナ) 生活習慣病対策の難しさ 禁煙条約とたばこ規制 糖分摂取規制 医薬品アクセスを巡る問題 顧みられない熱帯病
出版社ページより紹介を引用
人類の歴史は病との闘いだ。ペストやコレラの被害を教訓として、天然痘を根絶し、ポリオを抑え込めたのは、20世紀の医療の進歩と国際協力による。しかしマラリアはなお蔓延し、エイズ、エボラ出血熱、新型コロナウイルスなど、新たな感染症が次々と襲いかかる。他方、現代社会では、喫煙や糖分のとりすぎによる生活習慣病も課題だ。医療をめぐる格差も深刻である。国際社会の苦闘をたどり、いかに病と闘うべきかを論じる。
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2020/04/102590.html
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