注目の投稿

【まとめ】このブログ全体のまとめです。

紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本、このページの下の方に) 【おすすめ度☆】の本の一覧はこちら (教科書あるいは入門書的な本) 【おすすめ度○】の本の一覧はこちら (読むことをおすすめする本) 【おすすめ度●】の本の一覧はこちら (専...

2023年2月26日日曜日

【おすすめ度○】ユージェニー・C・スコット『聖書と科学のカルチャー・ウォー』東信堂, 2017年

キリスト教の聖書に書かれた天地創造の物語と、科学的な生物進化論の間には大きな差異がある。キリスト教徒が少ない(人口の1%以下とされる)日本では想像しづらいことだが、キリスト教徒が多いアメリカでは、熱心なキリスト教信者から進化論に対する攻撃が行われ、地域によっては学校で進化論を教えることが禁止されているところもある。この本は、「創造科学」や「インテリジェント・デザイン」などのキリスト教の影響を受けた非科学的な説と、科学的な進化論の間でどのような論争が行われているかを描いている。(なお、全てのキリスト教徒が進化論を否定しているわけではない。)

出版社ページより紹介を引用
「神か、科学か」それとも「神も、科学も」か―。
アメリカ社会では人類生誕の起源をめぐる「創造vs生物進化」論争が延々と続いている。創造論と生物進化論の歴史はそれぞれ過去数百年に渡り、その時間はまた対立の歴史でもある。ダーウィンが与えた衝撃、二〇世紀初頭のスコープス裁判、一九六〇年代教科書における生物進化論の復活から今日のネオ創造論までを含んだ、種の起源をめぐる創造論と生物進化論の果てなき論争に関する包括的概説書。



0 件のコメント:

コメントを投稿