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2023年5月6日土曜日

【おすすめ度●】平野恵嗣『もの言う技術者たち  「現代技術史研究会」の70年』太郎次郎社, 2022年

主に企業の中で、さまざまな矛盾に悩みながら技術者としての生きざまを通そうとした人たちの記録。現在とはあまりにも時代状況が違う上に、この本には社会状況の説明がほとんど書かれていないので、今の若い人には共感しづらい(それ以前に理解しづらい)点が多いかもしれない。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
大量生産と大量消費につきすすんだ戦後。産業や国家からの要求にこたえ、効率化と「進歩」を追求する技術者は、その負の側面も日々目撃することになる。続発する公害、人間の疎外と管理、経済格差の拡大⋯⋯。経済発展に沸く時代のなか、みずから手がける技術の功罪を問い、「人間のための技術」を論じあう場があった。
専門性や組織の壁を越え、思想の地下茎をつないだ「現代技術史研究会」の実像を、メンバーの歩みとともに語る。


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