主流派的な環境経済学の概説書。2002年に出版された本の「新版」だが、内容は飛躍的に充実している(事実上、別の本と言ってよい)。新版が出たので、2002年の版を今から読む理由はない。 内容:環境経済学の概観 環境問題と市場の失敗 政策手段の選択 環境税・規制・補助金 環境問題は交渉によって解決できるか ごみ処理有料制とその有効性 日本の大気汚染政策と世界の現状
出版社ウェブサイトから紹介を引用
私たちは製品やサービスを消費して豊かな生活を享受する一方で、気候変動や廃棄物汚染、生態系破壊など多くの環境問題に直面している。経済活動と環境保全は相反する関係にあるが、バランスのよい最適解はどこにあるのか? 本書は経済学の基礎理論を押さえ、それを環境問題に応用して望ましい政策を検討する。旧版にカーボンプライシングなど最新テーマを大幅加筆して、豊かな環境を引き継ぐための制度設計を提示する。
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