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2023年8月12日土曜日

【おすすめ度●】グループ21『不良債権の正体』講談社, 1998年

バブル崩壊と不良債権に関する良い本はたくさんあり、私もかなり目を通したけど、この本はそれらの中で特に興味深かった本。不良債権の発生メカニズムを実践的に明らかにしている。 国土法の運用の問題点や日本的文化(企業共同体的関係、契約意識の不備)と不良債権の関係も書かれている。
著者の「グループ21」の正体は不明だが、内容的に見て新聞記者などのジャーナリストではなく、大学の研究者や弁護士なら匿名にする必要がないことを考えると、官僚(国家公務員)ではないかと想像される。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
不良債権隠しのカラクリがいま明らかになる
総額140兆円と言われる不良債権はなぜ発生したか。銀行はどのように問題を先送りしたか。地価再暴落で何が起こるか――。気鋭の研究集団が問う「日本経済“失敗の本質”」

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