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2023年8月6日日曜日

【おすすめ度●】松野誠也『日本軍の毒ガス兵器』凱風社, 2005年

毒ガス兵器の研究と開発、毒ガス兵器の製造と教育、毒ガス使用禁止をめぐる国際的な動向と日本軍の対応、日中全面戦争と毒ガス戦の展開、アジア太平洋戦争期の毒ガス戦、なぜ日本軍は毒ガス兵器に依存した戦いを行ったのか、戦後史の中の日本軍毒ガス兵器問題など

紀伊國屋書店ウェブサイトから紹介を引用
〈貧者の核爆弾〉といわれる大量破壊兵器がなぜ開発されてしまったのか、日本国内や中国で今でもしばしば発生する被災事件をどう理解したらいいのか、戦後60年経っても形成されない日本人の歴史認識とこの問題はどう関連しているのか――日本軍が毒ガスという禁断の兵器に手を染めていった過程をモデルケースとして検証することによって、現政府が推進する憲法改正や戦争加担システム構築の持つ〈犯罪性〉も浮かび上がってくる。まずは事実の共有を、と著者は右傾化する日本に警鐘を鳴らす。


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