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2023年8月12日土曜日

【おすすめ度●】大杉卓三, アシル・アハメッド『グラミンのソーシャル・ビジネス』集広舎, 2011年

バングラデシュで発祥したグラミングループのビジネスモデルと、その世界的展開の状況。良書だが10年以上前の本で内容は古くなっている(そのためおすすめ度は○でなく●にした)。 内容:ソーシャル・ビジネスの概念 グラミン銀行とグラミングループ グラミン・シャクティ(再生エネ事業) バングラディシュでの合弁企業(ダノン・ヴェオリア・雪国まいたけ他) グラミン・モデルの世界への展開(グラミン・アメリカ ウガンダ他)

出版社ウェブサイトから紹介を引用
 ソーシャル・ビジネスとは,社会的な課題をビジネスの手法を用いて解決に導く事業のことである。ソーシャル・ビジネスは一般的なビジネスとは異なり,利潤最大化を目的としない。その目的はあくまで社会的な課題の解決である。
 2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのグラミン銀行およびグラミン・グループは,様々なイノベーションを起こし,革新的なビジネスモデルを生み出している。そのビジネスモデルに基づきグラミン・グループが世界で実践するソーシャル・ビジネスには,企業やNPO,また国際機関などから大きな関心が寄せられている。
 グラミン方式のソーシャル・ビジネスは「ユヌス・ソーシャル・ビジネス」と呼ばれ,グラミン銀行創設者ムハマド・ユヌス氏のグラミン哲学が刻み込まれている。これは今までの経済システムにはない「利他心によるビジネス」であり,事業の継続性を保ちながら「損失なし,配当なし」の運営をおこなうものである。
 本書によってグラミン・グループのソーシャル・ビジネスを理解し,社会の変革を目指す人たちが新たなソーシャル・ビジネスを考案し実践するための糸口を見つけ出して欲しい。



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