注目の投稿

【まとめ】このブログ全体のまとめです。

紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本、このページの下の方に) 【おすすめ度☆】の本の一覧はこちら (教科書あるいは入門書的な本) 【おすすめ度○】の本の一覧はこちら (読むことをおすすめする本) 【おすすめ度●】の本の一覧はこちら (専...

2023年8月13日日曜日

【おすすめ度○】栗原俊輔『ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて。』合同出版, 2020年

スリランカの紅茶プランテーションにおける児童労働の問題をテーマにして、発展途上国の現在の問題や植民地支配について書かれている。 内容:スリランカという国 紅茶の国・スリランカの歴史 紅茶プランテーションの労働者 社会から取り残される紅茶農園 農園のコミュニティが抱える6つの問題 植民地時代の遺物になっているプランテーション 紅茶農園の子供たちにも夢がある 子供たちが人生を選択できるようになるために わたしたちにできること フェアトレードの限界 スマートコンシューマーになる NGOの役割 など

出版社ウェブサイトから紹介を引用
スリランカ・農園労働者の現実から見えてくる不平等
1杯の紅茶を通して見えてきた、あまりにアンフェアなこの世界の苦い現実。

1杯の紅茶を通して見えてきたのは、
19世紀から時がとまったような、
あまりにアンフェアなこの世界の苦い現実。

スリランカの紅茶プランテーションでは、
きょうも女性労働者は茶葉を手づみし、男性労働者は肉体労働に汗を流します。

封建的な労働環境・不衛生な住環境・社会からの差別的な待遇……
人生の選択肢は望まなくてもただ一つ。
母も父も祖母も祖父も、みんな同じように農園労働者になってきました。

閉ざされた社会のシステム、暮らしぶり、そして差別。
21世紀にもなって、あまりにアンフェアなこの世界の現実。

日本で紅茶を飲む私たちにできること。


0 件のコメント:

コメントを投稿