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2024年8月2日金曜日

【おすすめ度○】岩瀬昇『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか』文春新書, 2014年

著者は元三井物産常務執行役。石油ビジネスの実態について、当事者の立場から解説した良書。なお出版社ウェブサイトでの本書の紹介には「エネルギー界の池上彰」云々と書かれているが、著者は池上彰のような子供向けの解説者とは全く異なる石油業界のプロフェッショナルである。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
エネルギーがわかれば世界が見える。
安全保障、世界経済、ナショナリズム、環境問題、新技術と、あらゆる問題に絡むエネルギーの基礎知識をこの一冊で。

第1章 日本の輸入ガスはなぜ高いか?
第2章 進化するシェール革命
第3章 「埋蔵量」のナゾ
第4章 戦略物資から商品へ
第5章 もう一度エネルギー問題を考える
第6章 日本のエネルギー政策

HONZ成毛眞氏から「エネルギー界の池上彰さん誕生!」と太鼓判を押された著者は、商社マンとしてエネルギー関連事業に40年以上携わり、訪れた国は60カ国を超える経歴の持ち主。これまで誰も言わなかった石油埋蔵量のカラクリ、中国の資源戦略、日本のLNG価格が高い理由など、日々のニュースをより深く理解するための基礎知識が身につきます。駐在国でのエピソードも読みどころ。未来を考えるための複眼思考をこの一冊で。

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