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2024年8月29日木曜日

【おすすめ度○】榊淳司『限界のタワーマンション』集英社新書, 2019年

タワーマンションの問題点をわかりやすく説明している。都市計画の考え方の入門書としてもよい。この本のような本で問題意識を持った後で、本格的な教科書を読むと理解が深まるだろう。具体的には15年おきに大規模改修が必要な構造になっていること、大規模改修のたびに巨額の費用がかかること、災害に弱いこと、停電するとエレベーター停止、水道停止、水洗トイレが使えなくなるなど生活に支障をきたすことなど。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
大規模修繕は? 災害リスクは? 子育て環境は? 健康影響は? 資産価値は?
  ――あらゆる意味で、タワマンは限界にきている!
◆迷惑施設化するタワマン
武蔵小杉や湾岸エリアのタワマンなど、地元の自治体や住民を取材。
実際の暮らしぶりや、タワマン住民と非タワマン住民の間の溝、交通・保育園・学校の整備状況などを調査。
果たして、タワマンは人間の住み家としてふさわしいのか?
◆「タワマンの子どもは成績が伸びない」!?
教育熱心な住民が多いと言われるタワーマンション。
しかしタワマンで子育てをすることに警鐘を鳴らす専門家もいる。その真意は――?
◆2037年、いくつかのタワマンが廃墟化する
多額の費用と、合意形成の難しさで、大規模修繕は困難を極める。
なぜ、2037年なのか? その理由は本書で!
◆タワマン居住で失うもの
眺望の良さや豪華な共用施設に目を奪われるが、災害時のリスクや、
子どもや健康への影響など、見落とされている点があまりにも多すぎる!


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