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2024年8月24日土曜日

【おすすめ度☆】山下真一『資源カオスと脱炭素危機』日経プレミアシリーズ, 2022年

ロシアのウクライナ侵攻後、石油どころか石炭さえも復活の兆しがみられる「カオス」的状況の説明。他にも金属鉱物、食料、肥料などの状況や、環境破壊的ビジネスから投資資金を引き上げる動き(ダイベストメント)も説明されている。あまり深い議論はされていないが、「入り口」の議論としては読みやすい。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
「時代遅れ」と切り捨てたはずの化石燃料が、ロシアのウクライナ侵攻で改めて脚光を浴びている。
何が起こっているのか。出口はあるのか。
日経の専門記者が、疑問に答える!

脱炭素/カーボンニュートラルが話題になる昨今、もはや化石燃料は時代遅れになったはずだった。
しかし原油や石炭の価格は一向に下がらず、2月末からのロシアのウクライナ侵攻を受けて、
さらに需要拡大の兆しを見せる。
また、EV(電気自動車)や再生可能エネルギーへの転換には多量の金属を必要とするため、
各地で資源争奪の様相を呈している。

時代は逆流し、グローバルな環境重視と脱炭素への取り組みは後退するのか。
本書では、エネルギーを中心にカオス=混迷状態に陥った資源の動きを追う。
「石油・シェールガス」「石炭・天然ガス」「金属」「食料」「ESG・環境投資」などについていま世界で何が起きているのかをわかりやすく解説する。


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