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2024年8月11日日曜日

【おすすめ度●】菅原出『民間軍事会社』平凡社新書, 2024年

近年、急速に規模が拡大し、問題を多発させている民間軍事会社の現状と機能に関する本。エグゼクティブ・アウトカムズ(南アフリカ) ブラックウォーター(アメリカ) ワグネル(ロシア)の事例など。なおこの3社はいずれも自国政府と対立して潰された。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
「戦争サービス業」の変遷と現在地 「プリコジンの乱」で注目されたワグネルから中国の新興企業まで、謎のベールに包まれている「戦争請負産業」の実態と最新情報に迫る。

ロシアによるウクライナ侵攻以降、ワグネルやそのワグネルを率いていたプリゴジンの動向に関する報道がなされる中でその存在が広く知れわたるようになった「民間軍事会社」。世界各国の政府や軍、グローバル企業などからの要請を受けて軍事や安全保障サービスを提供する、れっきとした民間企業の一業態である。戦闘員の訓練、戦略アドバイスから要人の警護に至るまで活動範囲は多岐におよぶが、秘匿性が極めて高い業務実態のため、実態が明らかになることは少ない。本書は民間軍事会社を長きにわたって取材し続けている安全保障の専門家を著者に迎え、民間軍事会社の内容や成立背景、そして転機になった戦争や事件、さらに現状や課題などをまとめた一冊。


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