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2024年8月11日日曜日

【おすすめ度☆】尾林芳匡『公園の木はなぜ切られるのか 都市公園とPPP/PFI』自治体問題研究所, 2024年

都市公園のPPP/PFIに関する入門書的な本。外苑再開発の問題などを取り上げている。PPP/PFIって何だろうと思った人が最初に読んでみるのに適した本。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
市民の拠り所で木が切られ、稼ぐ場所への変容
公園の木が切られ、スタジアム、アリーナが起立する! 明治神宮外苑に再開発計画が持ち上がっています。再開発により、外苑の樹木の大量伐採につながるのではないかと、各方面から批判の声があがっています。故・坂本龍一を初め、桑田佳祐、村上春樹らも反対意見を表明しています。実は、このように、「公園の木が切られる」事態は日本全国で起こっています。それは、自治体、公共が市民のために公園を維持するよりも、「稼ぐ公園」へとシフトしているからなのです。そこには、「公園PFI」という手法を用いて、民間企業を取り込み、都市公園の民間化、産業化の動きがあります。大阪、埼玉、東京、静岡、長野、兵庫の実例を取り上げて、いちはやく「なぜ」をつきつけて、都市の拠り所である緑、公園への市民の注目を喚起します。

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