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2024年9月30日月曜日

【おすすめ度○】小松美彦・市野川容孝・堀江宗正 編著『<反延命>主義の時代』現代書館, 2021年

安楽死・透析中止・トリアージをめぐる現在の議論を批判する本。「延命」が否定的あるいは有害なものと考えられるようになった点に注目して、<反延命>主義と名付けている。

出版社ウェブサイトから紹介を引用
近年の日本では、「延命」という言葉が否定的な意味で使われることが多くなった。「延命」は医学の当為だが、それに異を唱える潮流が〈反延命〉主義として現れ、勢いを増している。社会保障の財源や医療資源の不足、日本人の死生観などを根拠に、「生産性」のない生の価値を否定し、改善の見込みのない苦痛を長く味わわせることの非倫理性を説くなど、その事象はさまざまである。本書では、それらをある程度網羅し、さらに過去から現代に至る歴史的経緯を解明する論考が並んでいる。

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