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2025年5月17日土曜日

【おすすめ度●】薄井寛『アメリカ農業と農村の苦悩』農山村文化協会, 2020年

アメリカ農村部の疲弊状況と、なぜ農村部で2016年大統領選挙でトランプ支持が高かったのかのルポルタージュ。良書だが内容が古くなっているところがあるのでおすすめ度は●にした。

出版社ウェブサイトより紹介を引用
https://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54019208/
トランプ大統領の誕生に大きく貢献したアメリカ中央部の農家と地方有権者。その背景には、輸出志向型の大規模農業の推進による家族経営農家の衰退と、それに起因する農村社会の深刻な空洞化に対する彼らの反発と憤りがあった。社会を構成する一部のセクターの利益が著しく疎外されることで生じた分断と、人種差別主義によって政治的に深められた亀裂の傷は容易に癒えることがない。地方と都市の分断と対立をあおることで自らの岩盤支持を固めてきたトランプ大統領のもとで、苦悩するルーラル・アメリカの実態を活写するとともに、我が国における農業・地域政策の抜本的な変革の方向を含め、その「トランプ劇場」から日本は何を学べるのかを考える。


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