健康食品や民間療法の問題点を指摘し、信頼できる情報とできない情報をどうやって見分けるかについて考察している。2000年の本なので内容が古くなっているところもあるが、信頼できない表現(「自然治癒力」「体質改善」などの科学的にあいまいな用語や、過度に健康不安をあおったり現代医療を否定する表現)や信頼できない肩書(●●研究所所長など)に気を付けるべきという指摘など、現在でも有効な内容も多い。
ウェブサイトから紹介を引用
今は情報化時代と呼ばれています。多くの人たちが今までとは比べものにならないほど多くの情報に日常的に接しています。健康や医療、食品などの情報も例外ではありません。しかしながら、医療に全く素人である大部分の人たちにとって、多くの情報の中から自分にとって必要な情報を取り出すことは次第に難しくなってきています。そこで本書では健康情報をどのように読みとればよいのか、医療に詳しくない方にも分かりやすく解説したつもりです。本書で扱う健康情報の内容はいろいろです。健康食品、健康器具、民間療法、代替医療、栄養や食品と病気の関係、これらの情報を皆含んでいます。それぞれの内容は全く違うようにみえますが、医療・医学という視点で見れば、その見方には共通点があります。私は、その共通する見方について、多くの資料に基づき自分なりに考え、本書にまとめました。
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