【おすすめ度◎】白井さゆり『カーボンニュートラルをめぐる世界の潮流』文眞堂, 2022年 金融(ファイナンス)の動きを中心にしつつ、カーボンニュートラルをめぐる政策・金融・市民社会の動向を明らかにしている。内容:カーボンニュートラルな世界 カーボンニュートラルを支えるサステナブルファイナンス 環境的課題が変える企業経営 ESG経営 カーボンニュートラルで世界をリードするEUとイギリス 中国の動向 環境意識の高い州政府、投資家、市民社会が生み出すアメリカのダイナミズム バイデン政権の気候政策 アメリカのサステナブルファイナンス戦略 中央銀行による気候変動対応とグリーン金融政策
本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
注目の投稿
【まとめ】このブログ全体のまとめです。
紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本、このページの下の方に) 【おすすめ度☆】の本の一覧はこちら (教科書あるいは入門書的な本) 【おすすめ度○】の本の一覧はこちら (読むことをおすすめする本) 【おすすめ度●】の本の一覧はこちら (専...
2022年10月24日月曜日
【おすすめ度◎】白井さゆり『カーボンニュートラルをめぐる世界の潮流』文眞堂, 2022年
2022年10月20日木曜日
【おすすめ度○】本間龍『東京五輪の大罪』ちくま新書, 2021年
2022年10月19日水曜日
【おすすめ度◎】土井健司・田坂さつき・加藤泰史 編著『コロナ禍とトリアージを問う』青弓社, 2022年
土井健司・田坂さつき・加藤泰史 編著『コロナ禍とトリアージを問う』青弓社, 2022年
新型コロナをきっかけにして「命の選別」が広がることに対する警戒を呼び掛ける。内容:世界の事例(イタリア、ドイツ、フランス、欧州人権機関、台湾) 日本の医療界での議論の状況 命の選別を考える コロナ禍で根拠あるトリアージは可能か トリアージと人権に関する哲学的覚書 トリアージという語をめぐる混乱と錯綜
2022年10月16日日曜日
【おすすめ度●】齊藤貢『イランは脅威か ホルムズ海峡の大国と日本外交』岩波書店, 2022年
【おすすめ度●】齊藤貢『イランは脅威か』岩波書店, 2022年 著者は元イラン大使。イランとアメリカの対立の経緯、イランと日本の関係について、予備知識のない人でも理解できる本。イラン・アメリカ・日本のいずれの立場も尊重して書かれている(アメリカよりの人が大半である外務省の中では、筆者の姿勢は例外的)。
内容:高まる緊張と日本の積極外交 イランと米国はなぜお互いを信用できないのか モサッデグ政権転覆クーデターからイスラム革命へ イラン対トランプ政権・バイデン政権の対立と駆け引き など
2022年10月9日日曜日
【おすすめ度●】島崎謙治『日本の医療 制度と政策 増補改訂版』東京大学出版会, 2020年
島崎謙治『日本の医療 制度と政策 増補改訂版』東京大学出版会, 2020年。
日本の医療制度に関する良い教科書 内容:問題の所在と分析視角 日本の医療制度の基盤形成期 戦後の医療制度の確立・拡張期 医療制度の改革期 利用制度・政策の国際比較 ドイツ、アメリカ、スウェーデンの事例 医療保険制度の基本問題と政策課題 医療供給制度の構造と改革の方向性