本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
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【まとめ】このブログ全体のまとめです。
紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本、このページの下の方に) 【おすすめ度☆】の本の一覧はこちら (教科書あるいは入門書的な本) 【おすすめ度○】の本の一覧はこちら (読むことをおすすめする本) 【おすすめ度●】の本の一覧はこちら (専...
2024年3月20日水曜日
【おすすめ度●】林公則『農業を市場から取りもどす』日本経済評論社, 2024年
2024年3月19日火曜日
【おすすめ度●】烏賀陽弘道『ALPS水・海洋排水の12のウソ』三和書籍, 2023年
爆発事故で損傷した福島第一原発から排出されるいわゆる「処理水」(汚染水)の海洋放出問題をめぐって、論点を体系的に述べた本。全ての論点で著者に賛同するわけではないので、おすすめ度は●にした。12の「ウソ」とは別に、最後の「まとめ」で指摘されている点も重大。「12のウソ」は以下の通り:①国内問題だった放射性物質汚染を国際問題に拡大した ②海洋排水しか方法はない ③タンクの置き場はもうない ④ALPS水排水は被災地の復興に必要だ ⑤ALPS水の海洋排水は廃炉を進めるために必要だ ⑥ALPS水を海洋排水すればタンクはなくなる ⑦風評被害をなくすことが必要だ ⑧ALPS水に放射性物質はトリチウムしか残っていない ⑨福島第一原発のような原発からの海洋排水は世界中でやっている ⑩日本政府の基準を満たしているから安全だ ⑪希釈して排水するから安全だ ⑫環境への影響は長期的に見ても無視できる
2024年3月16日土曜日
【おすすめ度○】半田滋『台湾侵攻に巻き込まれる日本』あけび書房, 2023年
2024年3月14日木曜日
【おすすめ度○】巽直樹『カーボンニュートラル』日本経済新聞出版, 2021年
カーボンニュートラルをはじめとする気候変動をめぐる国際金融業界の動きを紹介する本。
2024年3月13日水曜日
【おすすめ度●】川崎修・杉田敦 編著『新版補訂版 現代政治理論』有斐閣アルマ, 2023年
2006年に初版が出た本の新版補訂版。主にリベラリズムとデモクラシーに関する思想諸潮流を紹介している。この本では、おそらく意図的に、現実の政治問題と政治思想・理論との関係があまり書かれていないので、この本を読んだ人は「政治理論・思想とは、現実の政治とはあまり関係が無いものだ」という感想を持つだろう。そのためこの本は初めて学ぶ人向けとは言えず、おすすめ度も☆(教科書)ではなく●にした。
【おすすめ度☆】橳島(ぬでしま)次郎『科学技術の軍事利用』平凡社新書, 2023年
科学と軍事の関係について、現代的なトピックを取り上げて問題提起する良書。著者は、科学者の軍事への協力には、「越えてはならない線」があるという考え方。 内容:科学・技術と戦争の結びつき 軍民両用(デュアルユース)技術 人工知能兵器 兵士の強化改造 軍による人体実験の現状と課題
2024年3月5日火曜日
【おすすめ度●】川名晋史『在日米軍基地』中公新書, 2024年
在日米軍基地が、米軍基地だけでなく、国連軍基地を兼ねていることを重視した本。在日国連軍に関する本はこの本が事実上初めてといってよいのではないか。