租税をめぐる経済思想史。「私たちはなぜ税金を納めるのか」という問題をめぐって興味深い論争が繰り広げられてきた。 内容:「租税」という制度ができるまでの市民革命期の論争 所得税の導入をめぐる論争(主にアメリカ) 金融取引税とグローバルタックス
本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
注目の投稿
【まとめ】このブログ全体のまとめです。
紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本、このページの下の方に) 【おすすめ度☆】の本の一覧はこちら (教科書あるいは入門書的な本) 【おすすめ度○】の本の一覧はこちら (読むことをおすすめする本) 【おすすめ度●】の本の一覧はこちら (専...
2024年10月22日火曜日
【おすすめ度●】諸富徹『私たちはなぜ税金を納めるのか』新潮選書, 2013年
2024年10月13日日曜日
【おすすめ度○】傘木宏夫『再エネ乱開発 環境破壊と住民のたたかい』自治体研究社, 2024年
再生可能エネルギーの乱開発が引き起こしている問題と、それに対抗する住民運動を紹介した上で、持続可能な再生可能エネルギー開発にはどういう条件が必要か考察する。
【おすすめ度○】水嶋一憲・ケイン樹里安・妹尾麻美・山本泰三編著『プラットフォーム資本主義を解読する』ナカニシヤ出版, 2023年
社会学者たちによるプラットフォーム資本主義の「解読」。プラットフォーム資本主義を題材にした社会学入門も兼ねている。 内容:スマートフォンからみえてくる現代社会 プラットフォーム資本主義とは何か 就活プラットフォーム プラットフォームの労働者 検索プラットフォームの生態系 プラットフォームと差別 プラットフォーム資本主義と環境問題 新封建主義とは何か
本章で解読してきた、プラットフォーム資本主義の仕組みと新封建主義へと向かう傾向に抗することの可能な、「来るべき抵抗形態の始まりを、現時点でもすでにとらえることができるだろうか」。
[…]この問いに対する肯定的な答えとヒントは、本書のそこかしこに、また本書全体が接続している技術的・社会的諸実践のなかに見出すことができるはずだ。「Chapter 10より」
【おすすめ度○】中村靖彦『牛肉と政治 不安の構図』文春新書, 2005年
BSE問題への対応をめぐる諸問題のルポルタージュ 内容:食品安全委員会の誕生 アメリカの牛肉産業と政治 アメリカ牛肉輸入禁止問題 ハンナン事件(牛肉偽装事件) 全島検査見直しなど
【おすすめ度◎】高橋洋『エネルギー転換の国際政治経済学』日本評論社, 2021年
国際政治学上のリベラリズムの立場から国際的なエネルギー問題を考察する良書 (注:私自身はリアリストなので国際政治学上のリベラリズムはあまり支持していないが) 内容:エネルギー転換から考える国際政治経済関係 化石燃料と再生可能エネルギー 国際政治経済区がとエネルギー安全保障 化石燃料時代の国際政治経済関係 気候変動問題とエネルギー転換 エネルギー転換の最前線 日本からみたエネルギー転換
2024年10月12日土曜日
【おすすめ度○】佐滝剛弘『観光消滅 観光立国の実像と虚像』中公新書ラクレ, 2024年
オーバーツーリズムの問題点の指摘と、オーバーツーリズムを招く日本経済の問題(円安の進行)