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2023年7月8日土曜日

【おすすめ度●】アンドリュー・キンブレル『すばらしい人間部品産業』講談社, 2011年

やや古い本だが、「人間の体」そのものが売買される商品になりつつあることを取材して明らかにする良書。だたし、著者はキリスト教の思想に基づいて「人間部品産業」に反対しているが、その点はキリスト教徒でない読者は必ずしも賛同しなくてもよい。 内容:臓器移植ビジネス 胎児マーケット 代理母・生殖技術 遺伝子ビジネス 遺伝子特許 クローン 人間部品産業との闘いなど

出版社ウェブサイトから紹介を引用
「私の問題意識はこの本から始まった」 福岡伸一
★臓器や組織の効率的な売買のために、胎児の生体解剖が行われている?
★凍結されたままの胚(受精卵)に、人権や遺産相続権はあるのか?
★ある調査で、「生まれる子供が肥満体とわかれば中絶したい」と答えた人が11%
★ヒトの遺伝子をもつように改良された「動物」に次々と特許が与えられる
★「背が高くなるように」と、毎日ヒト成長ホルモンを注射する少年
★クローン技術によって生まれた生物には、なぜ「異常体」が多いのか?
血液、臓器から、胎児、遺伝子、はては新種生物やクローン人間までもが効率的に生産され、市場で売買される時代。その萌芽はすでに半世紀前から始まっていた……。
人間部品産業(ヒューマンボディショップ)のリアルな実態に警告を発した歴史的名著に、新エピソードを加筆した改訂&決定版! 福岡ハカセの“原点”が名訳とともに甦る。
人間は「人間部品の商品化」に答えを出せるのだろうか?


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