ジェンダーと政治とのかかわりを多角的に分析する本。本のスタイルとしては教科書のような形式になっているけど、内容的に教科書の水準ではない。
本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
注目の投稿
【まとめ】このブログ全体のまとめです。
このブログで紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【テーマ別一覧】 陰謀論、マスコミ、科学的認識論/科学方法論などに関する本 公害問題と食の安全に関する本 医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本 気候変動問題に関する本 原子力と核兵器に関する本 地域づくりと地方自治に関す...
2026年5月30日土曜日
【おすすめ度●】三浦まり/岡野八代 編『ジェンダーで学ぶ政治学』世界思想社, 2026年
2026年5月26日火曜日
【おすすめ度☆】阿部正浩/松繁寿和『キャリアのみかた 第3版』有斐閣, 2026年
「就職」して社会に出るために参考になる情報がいっぱい書かれている。1項目につき見開き2ページで記述される形式(つまり、短い説明が多数収録される形式)で、この形式が合う人と会わない人がいると思うが、もし「自分にはこの形式は合わない」と思ったら無理して読む必要はない。なお初版(2010年)や第2版(2014年)は内容が古くなっているので、現時点で読む価値があるのは2026年に出版された第3版だけである。
2026年5月25日月曜日
【おすすめ度●】デビッド・クアメン『パンデミックのとき科学は 未知のウイルスに挑んだ研究者たちの記録』白揚社, 2025年
SARSと新型コロナへの対応の比較など、パンデミックの時の科学者の役割を詳しく描いている。なぜ日本で被害が比較的少なかったのかという問題は取り上げられていない。
2026年5月22日金曜日
【おすすめ度☆】後藤道夫/木下武男『なぜ富と貧困は広がるのか』旬報社, 2008年(改訂版2009年)
社会変革をめざす立場からの経済学(マルクス経済学)の教科書。古い本であるが今でも通用する。(言い方を変えれば、この本よりも良い教科書がいまだに出ていないということで、それはいいことではないけど)
2026年5月19日火曜日
【おすすめ度☆】江成穣/倉地真太郎/佐藤一光/藤原遥『Why not?! 財政学 超入門からホットイシューまで』有斐閣, 2025年
財政思想と財政制度、経費(歳出)論、歳入論などの通常の財政学の教科書の内容に加えて、「大きな政府と小さな政府」、「グローバル化と財政」、「財政と地域経済・雇用」「環境政策と財政、環境被害救済と責任」、「政治的合意形成」、「多様性と財政」などの現代的な問題についても降らられている。
【おすすめ度●】高崎経済大学地域政策研究センター『景観法と地域政策を考える』勁草書房, 2014年
景観法の仕組みと、景観保全の実践例の紹介。良い本だが内容が古くなっているところがあるのでおすすめ度は●にした。
2026年5月18日月曜日
【おすすめ度☆】松田憲忠/西岡晋/宇野二朗 編著『生活からひもとく政策と行政』ミネルヴァ書房, 2026年
地域交通、公共事業、商店街活性化、景観保護、社会保障、少子化など具体的な地域の課題の解決を題材にした政策研究の部と、窓口「たらい回し」、ワクチン接種順への有力者の介入、政治家と官僚組織、「お役所仕事」、公務員の役割、地域おこし協力隊などを題材にした行政研究の部の2部からなる行政学の教科書。
2026年5月16日土曜日
【テーマ別】公害問題と食の安全に関する本
公害問題と食の安全に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【まとめ】おすすめ度○の本(読むと有意義な本)
おすすめ度○(読むと有意義)の本のまとめです。(新しい本→古い本の順)
【おすすめ度☆】松永和紀『食品の「これ、買うべき?」がわかる本』大和書房, 2024年
科学データに基づいて、「健康食品」や「サプリメント」などを評価する本。食品に関する「リテラシー」を育てる内容。
2026年5月13日水曜日
【おすすめ度●】柳川喜郎『襲われて 産廃の闇、自治の光』岩波書店, 2009年
岐阜県御嵩町で巨大な産業廃棄物(産廃)処分場が計画されたときに、反対していた町長が襲撃されて瀕死の重傷を負う事件が発生した。この本は事件を中心にした本。当事者(襲撃された町長)が著者になっているが、書き方のスタイルとしてはルポルタージュに近い。産廃ビジネスをめぐる闇勢力の暗躍が詳しく書かれている。ただしその反面、産廃問題そのものについては体系的ではない。なお処分場計画は最終的に中止になった。
【テーマ別】途上国の開発やグローバル化、貿易と環境などに関する本
途上国の開発やグローバル化、貿易と環境などに関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【おすすめ度○】高橋英一『肥料になった鉱物の物語 グアノ、チリ硝石、カリ鉱石、リン鉱石の光と影』研成社, 2004年
グアノ、チリ硝石、カリ鉱石、リン鉱石に関する歴史。これらの肥料になる資源が、人類の歴史に大きな影響を及ぼしてきた非常に重要な物質であることがわかる。
2026年5月8日金曜日
【おすすめ度☆】関根佳恵『13歳から考える畜産 小さな畜産からつくるサステナブルな未来』かもがわ出版, 2026年
工業化された畜産の問題点を指摘して、持続可能な畜産への転換を主張する本。
【おすすめ度○】黒岩比佐子『伝書鳩』文春新書, 2000年
伝書鳩の軍事利用と民間(新聞社)による利用の歴史。この本を読んで、私が思っていたより実用的に使われていたことがわかった。
【おすすめ度☆】大河原誠也 編『国際協力ってなんだ? つながりを創るJICA職員の仕事』ちくまプリマ―新書, 2025年
JICA(国際協力機構)がどのような仕事をしているか、事例を紹介する本。
2026年5月5日火曜日
【おすすめ度●】レベッカ・スクルート『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』講談社, 2011年
2026年5月1日金曜日
【おすすめ度☆】シンジア・アルッザ/ティティ・バタチャーリャ/ナンシー・フレイザー『99%のためのフェミニズム宣言』人文書院, 2020年
マルクス主義の立場からの資本主義批判としてのフェミニズムの概説書。いわゆる「リベラルな」フェミニズムを厳しく批判している。「宣言」という題名の通り、断定的な書き方になっていて、「なぜそのように主張するのか」という理由の説明はあまりされていない。
【おすすめ度●】樋口英明『原発を止めた裁判官による 保守のための原発入門』岩波書店, 2024年
著者は2014年大飯原発運転差し止め判決、2015年高浜原発再稼働差し止め決定を出した元裁判官。この2つの判決に関する裁判官自身による説明や、2022年6月の最高裁判決(原発事故に関する国の責任を否定した)に対する批判など。題名と違って「入門」の本ではない。
【おすすめ度○】烏賀陽弘道『今さら聞けない 福島第一原発事故 5つのウソ』彩流社, 2026年
「復興が進んでいる」「避難者は減っている」「空間線量が下がって安全になった」「2051年までに廃炉できる」「汚染は福島に封じ込められている」の5つのウソを丁寧に検証している。
【おすすめ度○】米本昌平『遺伝管理社会』弘文堂, 1989年
ナチスの遺伝・民族政策を題材にして、現代の医療、とりわけ精神医療にもつながる問題を提起する本。 内容:ナチス論のために 19世紀自然科学主義と民族衛生学の誕生 民族衛生学の制度化と20年代 人種主義としての超医療管理国家 戦後精神と現代医療など。
















