科学的認識論・科学方法論、陰謀論(極右、宗教を含む)やマスコミなどに関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
注目の投稿
【まとめ】このブログ全体のまとめです。
紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【テーマ別一覧】 気候変動問題に関する本 公害問題と食の安全に関する本 医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本 地域づくりと地方自治に関する本 水問題(水資源、上下水道、水汚染、治水など)に関する本 原子力と核兵器に関する本 陰謀論、...
2026年3月31日火曜日
【テーマ別】科学的認識論・科学方法論、陰謀論(極右や宗教を含む)、マスコミなどに関する本
【おすすめ度●】井上弘貴『アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち』新潮選書, 2025年
「オルトライト」や、イーロンマスク、ピーター・ティールなどの「テックライト」をはじめとするアメリカの新しい右翼思想の考察。白人優越主義と移民問題が重要な役割を果たしていることがわかる。この本の「あとがき」でも書かれているが、この本で取り上げられている人たちは「思想家」とはいいがたく、政治運動家か経営者が大半である。
【おすすめ度○】鎌田安里紗/マルティメンド有加『わたしの服はどこからきてどこへいくの?』晶文社, 2026年
ファッションのサプライチェーン(服が作られて、売られるまでの流れ)・バリューチェーンとファッション廃棄物問題を題材にして、先進国と発展途上国の関係を考察する本。「サステナブルファッション」と言われるものが本当にサステナブルなのか、表面を飾っているだけ(いわゆる「グリーンウォッシュ」)なのではないかという問題提起もされている。
2026年3月29日日曜日
【テーマ別】戦争と平和に関する本
戦争と平和、およびそれに密接にかかわるエネルギー資源問題や宗教対立に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【テーマ別】原子力と核兵器に関する本
原子力と核兵器に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【おすすめ度●】海渡雄一/大河陽子『東電刑事裁判 問われない責任と原発回帰』彩流社, 2023年
【おすすめ度○】同志社大学良心学研究センター 『良心から科学を考える パンデミック時代への視座』岩波書店, 2021年
軍事、環境破壊、バイオテクノロジーを中心にして、科学と良心の関係を考察している。多数の著者による論文集なので内容にあまりまとまりがない。またサブタイトルが「パンデミック時代への視座」となっているが、新型コロナのパンデミックについて深く考察している論考はない。
【おすすめ度●】大塚英志/大澤信亮『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』角川書店, 2005年
「ジャパニメーション」と言われるアニメとはどういうアニメなのか、ジャパニメーションの歴史に関する考察と、それを踏まえた上で政府による「ジャパニメーション」振興策を批判している。
家の振興策は有効なのか。まんが、アニメの過去、現在、未来を問い直す。
【おすすめ度○】豊下楢彦『「核抑止論」の虚構』集英社新書, 2025年
「核抑止」の思想が発展してきた歴史を振り返ったうえで、その虚構性・虚構性を明らかにする良書。
2026年3月14日土曜日
【おすすめ度☆】鷲津明由/赤尾健一/有村俊秀 編著『カーボンニュートラルと社会』晃洋書房, 2025年
気候変動問題に関する教科書的な概説書だが、内容は高度。内容:カーボンニュートラル社会が求められるに至る経緯 気候変動問題と世代間公平・持続可能性 日本の気候変動対策法制 企業の視点から見た脱炭素化 グローバル気候変動ガバナンスの発展 脱炭素とカーボンプライシングの役割 温暖化と社会経済の超長期シナリオのモデル化と評価 カーボンニュートラルとエネルギー転換の地政学とガバナンス スマート社会の産業連関分析
2026年3月12日木曜日
【おすすめ度☆】塩川伸明『民族とネイション』岩波新書, 2008年
民族や「ネイション」に関する理論・思想的な考察と、世界各地の民族・ナショナリズム問題の現状。
【おすすめ度☆】J.A.トーマス/M.ウィリアムズ/J.ザラシェビクシュ『人新世再入門』名古屋大学出版会, 2025年
「人新世」に対する諸科学からの分析の集成。教科書・入門書のスタイルではあるが、内容は高度。 人新世の地質学的背景 人新世と気候変動 人新世と生物圏の変容 古人類学、考古学、人類学 政治学と経済学(これらに対してはあまり評価していない) 人新世の実存的課題
2026年3月11日水曜日
【おすすめ度☆】松岡久蔵『日本が食われる いま、日本と中国の「食」で起こっていること』彩図社, 2020年
題名はセンセーショナルだが、まじめな内容。グローバル化が進むなかで起きている新品種開発と遺伝資源保護の問題(和牛 イチゴとブドウ、ニシキゴイとナマコ)、漁業資源管理(サンマとウナギ)、漁業資源管理と動物愛護的な環境保護運動と政治が密接にかかわる問題(マグロとクジラ)、メディアによるこれらの問題の取り上げ方などに関する本。ルポルタージュのスタイルで読みやすい(出版社の紹介ではノンフィクションになっているが、正確にはルポルタージュ)。
2026年3月1日日曜日
【おすすめ度☆】マイケル・D・ゴーディン『疑似科学から科学をみる』岩波書店, 2025年
「科学」と「疑似科学」を簡単に線引きして区別することができないという立場から、反進化論や反ワクチン、心霊科学などのいわゆる疑似科学を「痕跡科学」(占星術や錬金術のように、科学が発展することによって従来の学説が否定された事例)、「御用科学」(ルイセンコ学説のように、権力と結託することによって非科学的な学説が社会で有力になった事例)、「反体制科学」(反体制的な心情をもった人が、通常の科学に対する反発として非科学的な学説を支持する事例)、「心霊科学」「グレーゾーンの科学」という観点で分類して説明する本。
【おすすめ度☆】北村朋史, 田中佐代子, 若狭彰室, 藤澤巌, 森肇志編『国際法で世界がわかる 新版』岩波書店, 2025年
領土問題や戦争、海洋(領海)のような問題から、人権、環境、労働など社会的な分野まで、国際法がどのように関わっているかを概説する本。











