本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
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【まとめ】このブログ全体のまとめです。
このブログで紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【テーマ別一覧】 陰謀論、マスコミ、科学的認識論/科学方法論などに関する本 公害問題と食の安全に関する本 医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本 気候変動問題に関する本 原子力と核兵器に関する本 地域づくりと地方自治に関す...
2026年4月25日土曜日
【おすすめ度☆】富田正樹『疑いながら信じてる50 新型キリスト教入門その1』ヨベル, 2023年
【おすすめ度○】巽美奈子『<栄養>の誕生』新曜社, 2026年
「栄養」という考え方は昔から存在したものではなく、近代に人工的に構築された考え方であえる。この本では、「栄養学」の歴史の研究を通じて、「栄養」という考え方が形成される過程を明らかにしている。さらに本書では、「栄養」をめぐる格差問題(「上流」階級と庶民階級での栄養に対する認識の違い)や、「栄養」に関するジェンダー問題か考察されている(家庭での「調理」を担い、家族の栄養に責任を負っているのは女性であるにもかかわらず、プロの「調理師」がほぼ男性なのはなぜかという問題や、専門職であるにもかかわらず女性が多い「栄養士」が登場したプロセスなど)。
2026年4月21日火曜日
【おすすめ度○】古川隆久『建国神話の社会史 史実と虚偽の境界』中央公論新社, 2020年
戦後の話も少しあるが、大部分は第二次世界大戦敗戦前に行われた、「建国神話」を政府がどうやって国民へ押し付けようとしたかについて述べている。学問研究に反する「建国神話」を国民に押し付けるのは容易ではなく、政府は主に小学校での教育を通じて子どもたちに影響を及ぼすことを中心にした。しかし小学校の子どもたちにも、非科学的な「建国神話」の押し付けには反発がみられた。
【おすすめ度☆】樫原正澄 編『食と農の環境問題』すいれん舎, 2016年
「持続可能なフードシステム」について、食糧生産の環境負荷、食の安全などの多角的な観点から検討する良書。ただし2016年の本なのでやや古くなっている。
2026年4月19日日曜日
【おすすめ度●】森岡孝二『働きすぎの時代』岩波新書, 2005年
「過労死」に代表される働き過ぎの問題が、なぜ発生し、どのように対策を立てて行けばいいのか考察する本。良書だが内容が古くなっているのでおすすめ度は●にした。
【おすすめ度●】村井吉敬『エビと日本人』岩波新書, 1988年
エビの生産から消費までを追うことにより、日々の生活とアジア発展途上国とのかかわりを伝える良書。良い本だが内容が古くなっているのでおすすめ度は●にした。
2026年4月17日金曜日
【テーマ別】気候変動問題とエネルギー問題に関する本の一覧
気候変動問題とエネルギー問題に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【おすすめ度●】野村総合研究所『排出量取引とカーボンクレジットのすべて』エネルギーフォーラム, 2023年
排出量取引に関する概説書。EU-ETSの説明も詳しい。2023年の本なのに、既に内容がやや古くなっている。世の中の変化が早すぎる!
【おすすめ度○】山下真一『環境投資のジレンマ 反ESGの流れはどこに向かうのか』日本経済新聞出版, 2024年
一時大きな動きになったESG投資に対する反動の動きの紹介と、今後の展望について書かれている。著者は日本経済新聞シニアライターで、新聞記者らしいまとめ方の本。
2026年4月12日日曜日
【おすすめ度●】兼重直樹『排出量取引制度入門』民事法研究会, 2026年
「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律」(いわゆるGX推進法)に基づいて2026年度に導入される排出量取引(「排出権取引」の方が一般的な用語だが、国の官庁は「排出量取引」という表現を使っている)制度の解説。
2026年4月9日木曜日
【テーマ別】水問題(水資源、上下水道、水汚染、治水など)に関する本
水問題(水資源、上下水道、水汚染、治水など)に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【おすすめ度○】大島誠『PFI方式の功罪』日本評論社, 2026年
公共施設を整備する手法の一つである「PFI」について、特に水道と下水道での実例を踏まえた分析。PFIの失敗事例(近江八幡市民病院、タラソ福岡)やPFI評価の理論についても書かれている。
【おすすめ度】高橋明久/長田侑子/川合裕之『基礎からわかる輸出時の食品表示の実務ガイドブック』第一法規, 2026年
輸出リスクを未然に防ぐための知識。 内容:食品の輸出に関する基本的な知識 日本の食品輸出支援策 日本の食品表示制度 各国の食品表示制度(日本との違い)など
2026年4月1日水曜日
【おすすめ度○】磯田宏『農業食糧貿易構造とフードインセキュリティ』筑波書房, 2026年
「新自由主義的フードレジーム」の概念を中心にして、世界の食料需給構造の変動を分析する本。 内容:フードレジーム(FR)と食生活レジーム(Diet Regime, DR)の分析方法 食生活とその階級性 農業食糧貿易構造の21世紀動態 新自由主義グローバリゼーションとアメリカ覇権の「終焉」 新自由主義的フードレジームの変容の「予兆」 構造変容期における農業食料リスクなど
【おすすめ度☆】庄司克宏『EU 統治の論理と思想』岩波新書, 2025年
EUに関して、入門的な立場から概観する本。内容:EUの構造と仕組み 域内市場 自由移動と各国文化 EU市民権 単一通貨 EUのトランスナショナル・ガバナンスなど












