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2022年7月3日日曜日

【おすすめ度○】布施祐仁『日米同盟・最後のリスク なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか』創元社, 2022年

台湾が独立宣言をしたら中国は台湾に侵攻すると繰り返し明言している。台湾に中国が侵攻した時、日本は「台湾を守る」ために中国と戦争をするのか? この本を見ると、南西諸島(沖縄県の石垣島、宮古島等)で進められている自衛隊のミサイル配備をはじめとして、「中国との戦争」の準備が急速に進められている事実が書かれている。

 現在のロシアのウクライナ侵攻に対して、アメリカやヨーロッパ諸国はロシアと戦争をしていない。おそらく、中国が台湾に侵攻しても、アメリカやヨーロッパは中国と戦争しない。それでも、日本は「台湾を守る」ために中国と戦争するのか? 戦争の準備は着々と進められており、国民が止めようとしなければ戦争になる。

(詳細内容)南西諸島で進む自衛隊のミサイル配備 三矢研究 日米共同作戦計画 シーレーン防衛 日米軍事一体化 米中対立と核ミサイル戦争 日本を再び「戦場」にしないために

出版社ページより紹介を引用
いま、ほとんどの日本人が知らないうちに、大変な事態が進行している。
米軍が沖縄だけでなく、日本全土に核が搭載可能な新型ミサイルを配備しようとしているのだ。
本双書第9巻で、密約研究の父である新原昭治氏がのべているように、アメリカにとって日本というのは、ずっと「アメリカの核戦争基地」だった。それがいま、ついに最終局面を迎えているのだ。
このままでは、人類史上唯一の戦争被爆国である日本は、他国の軍隊(米軍)に核ミサイルを配備され、中国・ロシアとの「恐怖の均衡」の最前線に立たされてしまう。一方、その核ミサイルを発射する権利をもった米軍の主力部隊は、グアムやハワイなど、安全地帯へ一時撤退する計画だ。
これほど愚かな国が歴史上、かつて存在しただろうか。
情報公開請求による独自の日本政府文書発掘で知られ、ジャーナリストとして第一線で活躍を続ける著者が、その計画の全貌を報告し、警鐘を鳴らす。

【読者へのメッセージ】
アメリカと中国が戦争になれば、米軍が駐留する日本と中国との間で数千発のミサイルが飛び交い、最悪の場合、核戦争にまでエスカレートする可能性があります。日本の国土を再び「焼け野原」としてはならない。この一心で日米同盟のリスクに正面から向き合い、戦争回避の道を真剣に考えました。(布施祐仁/ジャーナリスト)


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