帝政時代から、イラン革命によるイスラム共和国の成立を経て、イラン核開発問題、JCPOAの成立とトランプ政権による破棄まで、イランの現代史、特にイラン核開発問題の背景が理解できる。日章丸事件(1953年、出光興産のタンカー「日章丸」が、イギリスの妨害をはねのけてイランから石油の輸入に成功した事件)についても書かれている。
版元ドットコムから紹介を引用
現代世界のなかで無視できない中東の大国イラン。その現代史は欧米諸国への従属と抵抗に彩られている。19世紀から21世紀の現在まで、欧米列強の度重なる露骨な介入と支配に対して、あるときはそれを受容し、またときにはそれに激しく反発・抵抗してきたイランの歴史を平易に解説する入門書。
「核開発」疑惑や「テロ」問題に絡めて、欧米から貼られる「イスラム原理主義国家」というレッテルとは一線を画し、イラン内部の葛藤や苦悩にも光を当て、この国の真の姿と歴史のダイナミズムを描き出す。初版に改訂を施し、さらに2001年から2019年に至るイラン政治と国際政治の激動に関する新章を加えた待望の「改訂増補」版。

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