本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
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【まとめ】このブログ全体のまとめです。
紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本、このページの下の方に) 【おすすめ度☆】の本の一覧はこちら (教科書あるいは入門書的な本) 【おすすめ度○】の本の一覧はこちら (読むことをおすすめする本) 【おすすめ度●】の本の一覧はこちら (専...
2023年7月31日月曜日
【おすすめ度●】藤原聖子 編著『日本人無宗教説』筑摩選書, 2023年
2023年7月23日日曜日
【おすすめ度●】小川寛大『神社本庁とは何か』K&Kプレス, 2018年
【おすすめ度●】リテラ神社問題取材班『ニュースが報じない神社の闇』花伝社, 2019年
「神社」をめぐるスキャンダルを追及する本 取り上げられている事例:靖国神社の不穏な動き 神社本庁職員宿舎用地不正取引疑惑 富岡八幡宮殺傷事件 宇佐神宮の女性宮司問題 神社本庁、日本会議と改憲運動 戦前会議と差別、ヘイト
【おすすめ度☆】安斎育郎『騙される人 騙されない人』かもがわ出版, 2008年
ちょっと古い本だが、「超自然的」な現象やカルトのインチキを暴く本 取り上げられている事例:ノストラダムスの大予言 ライフスペース(生きているミイラ)事件 パナウェーブ 霊感商法 NHK「奇跡の詩人」など
2023年7月22日土曜日
【おすすめ度●】全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団『集団予防接種によるB型肝炎感染被害の真相』明石書店, 2023年
かつて、学校等で行われた集団予防接種の際、注射針を交換せずに同じ注射器で多数の子供たちに予防接種をしたため、注射器を媒介にしてB型肝炎ウイルスがひろがった。この本は、被害者たちが国を訴えたB型肝炎訴訟の原告団・弁護団による裁判の記録。
2023年7月21日金曜日
【おすすめ度○】小山堅『戦略物資の未来地図』あさ出版, 2023年
サブタイトルに「地政学から読み解く!」と付けられているけど、実際の本の中身はいわゆる地政学的な空論ではなくて、現実主義に基づいている。特に中国との関係では、中国と「全面的に衝突すべきでない」「協力してプラスになる効果が期待できそうな分野では協力し、進めていくことも必要」(268~270p.)としている。「中国と全面的に衝突しない」ということは、もし中国が台湾に侵攻したとしても中国と戦争しないということであるが、日本の経済の現実を踏まえれば、そういう結論になることは当然。 内容:資源を豊富に持つのはどの国なのか 国家の命運を左右する世界の分断と戦略物資 政治化する気候変動問題 脱炭素化からみた戦略物資 日本の戦略物資
【おすすめ度☆】羽生雄毅『夢の細胞農業』さくら舎, 2023年
2023年7月17日月曜日
【おすすめ度○】上西充子『国会をみよう』集英社, 2020年
2023年7月16日日曜日
【おすすめ度◎】原田正純『水俣病』岩波新書, 1972年
【おすすめ度☆】尾河眞樹『本当にわかる為替相場』日本実業出版社, 2023年
為替相場の概説書。この本はかなりの頻度で改訂されているようなので、最新版(2023年7月現在では2023年版が出版されたばかり)を読まないといけない。 内容:そもそも為替レートとは 為替レートを動かしている人たち 国によって異なる外国為替市場の特徴 相場予測の立て方 経済統計はここをチェック 要人発言の重要性 通貨ごとのクセ ドル以外の通貨にも興味を広げよう 為替相場のテクニカル分析 相場予測ツールの最新トレンド
【おすすめ度○】北海道放送報道部『ヤジと民主主義』ころから, 2022年
2019年7月に北海道・札幌で発生した、安倍首相(当時)の街頭演説に対してヤジを飛ばした人が北海道警察によって排除された事件の記録。「言論の自由」や「表現の自由」についてまじめに考えたい人は読んでおくとよい。
【おすすめ度○】櫻井義秀『統一教会』中公新書, 2023年
2023年7月15日土曜日
【おすすめ度○】安丸良夫『日本の近代化と民衆思想』平凡社ライブラリー, 1999年
【連絡】古い韓国語の本を200冊程度処分することにしました。
古い韓国語の本を200冊程度処分することにしました。まとめて引き取っていただける方がいたら連絡をください。主に1990年代~2000年代の韓国の環境問題と開発に関連する本です。写真に写っているのは半分程度です。
【おすすめ度○】山岡淳一郎『ルポ副反応疑い死』ちくま新書, 2022年
新型コロナワクチン副反応疑い死という、重要だが難しいテーマに真摯に取り組んだ良書。内容:ワクチン政策と薬害を問い直す ワクチン健康被害救済制度 副反応疑いの実例 中日・木下選手の例 因果関係認定の困難 mRNAワクチン開発など
2023年7月10日月曜日
【おすすめ度●】劣化ウラン研究会『放射能兵器 劣化ウラン』技術と人間, 2003年
2023年7月8日土曜日
【おすすめ度●】アンドリュー・キンブレル『すばらしい人間部品産業』講談社, 2011年
やや古い本だが、「人間の体」そのものが売買される商品になりつつあることを取材して明らかにする良書。だたし、著者はキリスト教の思想に基づいて「人間部品産業」に反対しているが、その点はキリスト教徒でない読者は必ずしも賛同しなくてもよい。 内容:臓器移植ビジネス 胎児マーケット 代理母・生殖技術 遺伝子ビジネス 遺伝子特許 クローン 人間部品産業との闘いなど
2023年7月7日金曜日
【おすすめ度○】入江智子『公民連携エージェント』学芸出版社, 2023年
2023年7月6日木曜日
【おすすめ度☆】定野司『自治体予算の基本が1冊でしっかりわかる本』学陽書房, 2023年
2023年7月5日水曜日
【おすすめ度○】諸永裕司『消された水汚染 「永遠の化学物質」PFOS・PFOAの死角』平凡社新書, 2021年
多摩地区と沖縄のPFOS/PFAS汚染問題、日米地域協定の問題点など。地下水汚染の原因究明は困難であり、この本では在日米軍の横田基地が多摩地区の地下水汚染の汚染原因である可能性を示しているが、立証はできていない。