本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
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【まとめ】このブログ全体のまとめです。
紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【テーマ別一覧】 気候変動問題に関する本 公害問題と食の安全に関する本 水問題(水資源、上下水道、水汚染、治水など)に関する本 原子力と核兵器に関する本 医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本...
2025年8月18日月曜日
【まとめ】このブログ全体のまとめです。
【おすすめ度◎】ロブ・ダン『世界からバナナがなくなるまえに』青土社, 2017年
【テーマ別】医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本
医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【おすすめ度☆】林宏『はじめての人でもよく解る! やさしく学べる化学物質管理の法律 改訂版』第一法規, 2020年
少し古くなっているが、化学物質管理の特に国際的枠組みがよくわかる本 内容:化学物質管理とは何か 化学物質管理の国際的枠組み 化学物質管理の業務と法律 規制物質など
2025年8月15日金曜日
【おすすめ度●】江田健二,出馬弘昭『蓄電所ビジネス』電気書院, 2025年
重要度が増している「蓄電」をビジネスにするノウハウに関する本。
【おすすめ度○】 イェルク・スヌーク,ステイファン・ファン・ロンパイ『世界の食はどうなるか』原書房, 2024年
「食の未来学者」による食品ビジネスの将来予測 培養肉や3Dプリント、ベジフードなどの技術革新 フードロス対策など環境対応 サプライチェーンの変革など。
【おすすめ度☆】藤本峰雄,松田有希,丸田昭輝『いちばんやさしい脱炭素社会の教本』インプレス, 2022年
「脱炭素」に関する57のトピックについて簡潔に解説する本。 内容:脱炭素社会とは何か 脱炭素をめぐる国内外の動きと脱炭素経営 エネルギー使用の実態把握と削減 電力の脱炭素化の仕組み で津炭素・低酸素に向かうエネルギーシステム 植林、森林保全、CCS、カーボンクレジット取引など
【おすすめ度●】尾林芳匡『自治体民営化のゆくえ 公共サービスの変質と再生』自治体研究社, 2020年
PFIや指定管理など、「自治体民営化」の実例と問題点の分析 内容:自治体民営化を進める法制度 PFIの現状と課題 公の施設の指定管理者 地方独立行政法人 民営化の問題点と守られるべき公共サービスの質
2025年8月11日月曜日
【テーマ別】水問題(水資源、上下水道、水汚染、治水など)に関する本
水問題(水資源、上下水道、水汚染、治水など)に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【おすすめ度○】菅沼栄一郎・菊池明敏『水道が危ない』朝日新書, 2019年
著者の菅沼氏は元朝日新聞記者、菊池氏は元岩手中部水道事業団の企業団長。ダム過剰と水道の経営危機の現地ルポルタージュ。胆沢ダムの「建設仮勘定」廃止問題も取り上げられている。
【まとめ】おすすめ度○の本(読むと有意義な本)
おすすめ度○(読むと有意義)の本のまとめです。(新しい本→古い本の順)
【おすすめ度○】六辻彰二『日本の「水」が危ない』ベスト新書, 2019年
日本の水道事業の現状と、水道法改正によって新しく導入されたコンセッション方式について概説する本。 内容:改正水道法とコンセッション方式の概要 世界の水道民営化の現状、先進国と発展途上国の事例 日本の水道事業の問題点とコンセッション導入の可能性 世界の大規模水企業(水メジャー)など
【おすすめ度◎】ショシャナ・ズボフ『監視資本主義』東洋経済新報社, 2021年
SNSを通じて膨大な個人情報が収集されるようになっただけでなく、逆にSNSその他の「サービス」によって人間が操作されるまでになった危険性を詳しく説明する非常に重要な本。
【おすすめ度○】柴山哲也『なぜ日本のメディアはジャニーズ問題を報じられなかったのか 記者クラブという病理』平凡社新書, 2025年
取り上げられているのは、ジャニーズ問題(ジャニー喜多川の性加害問題)の他、松本人志問題や宝塚のいじめ自殺問題など。記者クラブ制度の問題点を考察しているが、記者クラブ以外の日本の報道の欠陥・弱点はあまり触れられていない。
2025年8月10日日曜日
【テーマ別】原子力と核兵器に関する本
原子力と核兵器に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
2025年8月9日土曜日
【おすすめ度○】宮本憲一『社会資本論 〔改訂版〕』有斐閣ブックス, 1976年
「社会資本」の考え方に基づいて政府の在り方を解明する本。 内容:社会資本充実政策の登場と、社会資本の概念の吟味 社会的一般労働手段と社会的共同消費手段 独占資本段階と社会資本への転化 社会的費用と貧困化 社会資本充実政策批判 転換期の戦後日本資本主義と福祉・環境政策など
【おすすめ度○】吉川祐介『限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話』朝日新書, 2024年
荒廃する超遠隔地の分譲地、垢田県住宅公社事件、無謀なリゾートマンション開発など不動産開発の問題点。
【テーマ別】公害問題と食の安全に関する本
公害問題と食の安全に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【まとめ】おすすめ度☆の本(教科書あるいは入門書的な本)
【おすすめ度☆】宮本憲一『日本の環境問題(増補版)』有斐閣選書, 1981年
公害問題に対する体系的考察。 内容:環境問題の政治経済学 日本公害史 現代日本資本主義と環境問題 公共事業と環境権 公害対策と費用負担 地域開発と環境保全など
2025年8月3日日曜日
【おすすめ度○】原子力資料情報室『原子力市民年鑑2025』緑風出版, 2025年
原発に関する広範な資料集。読者が既に原発に関する基礎知識を持っていることを前提にした本だが、この本を読で日本の原発問題の現状がほぼ把握できる。ただし、この本でも横須賀の米軍原子力空母は取り上げられていない。
【おすすめ度☆】深田智『原子力の現在地』技術評論社, 2025年
1トピック2ページ形式で原子力の基本を説明している。中立というより推進派の立場だが、使用済み核燃料の中間貯蔵の逼迫状況(155ページ)など推進派に不都合な情報も書かれている(ただし目立たない)。
【テーマ別】気候変動問題とエネルギー問題に関する本の一覧
気候変動問題とエネルギー問題に関する本の一覧です。※以下で紹介している本はいずれも良書ですが、これ以外にも良書がありますので、これから増やしていきます。新しい本→古い本の順 ◎=特におすすめ、○=おすすめ、☆=入門書、教科書的な本、●=専門性の高い本(一般向けではない本)
【まとめ】おすすめ度●の本(専門性が高く一般向けではない本と、良書だが内容が古くなっている本)
【まとめ】おすすめ度●の本(専門性が高く一般向けではない本と、良書だが内容が古くなっている本)
ティム・マーシャル『宇宙地政学と覇権戦争』原書房, 2024年