本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
注目の投稿
【まとめ】このブログ全体のまとめです。
紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【おすすめ度◎】の本(特におすすめする本、このページの下の方に) 【おすすめ度☆】の本の一覧はこちら (教科書あるいは入門書的な本) 【おすすめ度○】の本の一覧はこちら (読むことをおすすめする本) 【おすすめ度●】の本の一覧はこちら (専...
2023年6月30日金曜日
【おすすめ度○】長坂寿久 編著『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』明石書店, 2023年
2023年6月26日月曜日
【おすすめ度☆】木下武男『労働組合とは何か』岩波新書, 2021年
【おすすめ度○】村上信一郎『ベルルスコーニの時代』岩波新書, 2018年
【おすすめ度◎】クリス・ミラー『半導体戦争』ダイヤモンド社, 2023年
【おすすめ度☆】山崎雅弘『日本会議 戦前回帰への情念』集英社新書, 2016年
「なぜ、世界の中で日本だけ、夫婦別姓が認められないのか?」(現在、夫婦が必ず同じ姓を名乗らなければならないことを法律で定めているのは世界の中で日本のみ。日本以外の全ての国が夫婦が別の姓を名乗ることを認めている。)ということに疑問を持った人は、この本を読めばその疑問の答えの「一部」がわかる。ただし、この本は題名通り日本会議を「主人公」にした本だけど、日本会議だけが政治に影響を及ぼしているわけではないという点は注意が必要。この本に書かれていることで、全てがわかったつもりになってはいけない。 内容:安倍政権と日本会議のつながり 日本会議の人脈と組織 日本会議の「精神」:戦前・戦中を手本とする価値観 安倍政権が目指す方向性:教育・家族・歴史認識・靖国神社 日本会議はなぜ「日本国憲法」を憎むのか
【おすすめ度●】大島俊也『自治体の産業振興担当になったら読む本』学陽書房, 2023年
産業振興の政策や補助金など制度の話もあるけど、実際に産業振興の仕事に取り組む上で必要となるノウハウが豊富。産業振興というのは自治体の仕事の中ではかなり異質で、民間との付き合い方が(一歩間違えば「事件」になりかねないことも含めて)難しいことがわかる。
【おすすめ度☆】有村俊英・日引聡『入門 環境経済学 新版』中公新書, 2023年
主流派的な環境経済学の概説書。2002年に出版された本の「新版」だが、内容は飛躍的に充実している(事実上、別の本と言ってよい)。新版が出たので、2002年の版を今から読む理由はない。 内容:環境経済学の概観 環境問題と市場の失敗 政策手段の選択 環境税・規制・補助金 環境問題は交渉によって解決できるか ごみ処理有料制とその有効性 日本の大気汚染政策と世界の現状
2023年6月22日木曜日
【おすすめ度●】境家史郎『戦後日本政治史』中公新書, 2023年
2023年6月21日水曜日
【おすすめ度○】門奈弘己『化学災害』緑風出版, 2015年
2023年6月19日月曜日
【おすすめ度●】株式会社G.B.『水族館めぐり』株式会社G.B., シーズン1:2020年、シーズン2:2023年
見ていて楽しい水生の生き物たちの写真集。かつて江ノ島水族館(まだ「新江ノ島水族館」ではなく「江ノ島水族館」だったころ)には付属の「怪獣海獣動物園」がありました。小学生の時に、学校の遠足で「カイジュウ動物園」に行くと説明されたとき、いったいどんな動物がいるのかと思ったら(さすがに小学生でも「怪獣」でないことは分かっていた)「海の動物=アシカなど」でした。
【おすすめ度☆】共生エネルギー社会実装研究所『脱炭素の論点 2023-2024』旬報社, 2023年
2023年6月15日木曜日
【おすすめ度☆】山崎康夫『カーボンニュートラルに向かう食の事業変革』幸書房, 2023年
カーボンニュートラルの実現に向けた農業・畜産・水産・食品製造・食品流通・フードチェーンの脱CO2事例集とカーボンニュートラル制度の紹介(1テーマ2ページ形式)
【おすすめ度☆】田代洋一『農業政策の現代史』筑波書房, 2023年
第2次世界大戦後を概ね10年ごとに区切って、それぞれの時代の日本の農政の特徴を明らかにする教科書。1960年代は「基本法農政の時代」、1970年代「現代農政」、1980年代「農業縮小の時代へ」、1990年代「グローバル化の中の農業」、2000年代「政権交代期の農政」、2010年代「官邸農政」と位置付けたうえで、日本農政の「これまでとこれから」でまとめている。農政について述べるときに、通商交渉、価格所得政策、農地政策、農業と農協に着目している(農協が特に取り上げられているのは著者の特有の視点といえる)。
2023年6月10日土曜日
【おすすめ度○】セス・J・フランツマン『「無人戦」の世紀』原書房, 2022年
【おすすめ度☆】岡山裕・前嶋和弘『アメリカ政治』有斐閣ストゥディア, 2023年
この本一冊でアメリカの政治の仕組みが一通りわかる本。この本のように、重要なことをきちんと押さえた上でコンパクトにまとめることは、実は難しい。コンパクトにまとめようとして重要なことが抜けてしまったり、細かいことまで全て網羅しようとして長大になりすぎてしまうことは多い。 内容:アメリカ人の世界観・政治観 アメリカの政党システム 選挙 利益団体と社会運動 メディアと世論 政治的インフラストラクチャー 連邦議会 大統領 司法府 官僚機構 連邦制と地方自治 内政と外交の政策形成過程 分極化時代の政治過程