香り、辛味物質、甘味物質、色素、植物基原食品の機能性物質、生薬など植物が清算する化学物質の概要を説明
本のおすすめを中心にして、学生のみなさんに役立ちそうな情報を書きます。※このブログで紹介している本はいずれも良書ですが、ここで紹介していない良書もたくさんありますので、これから順次増やしていきます。 【おすすめ度】 ◎=特におすすめ ☆=初学者向けに良い本(教科書や入門書) ○=読む価値が高い本 ●=そのテーマに関心が高い人向け。専門性が高く一般向けではない本と、良書だけど内容が古くなっている本。
注目の投稿
【まとめ】このブログ全体のまとめです。
このブログで紹介する本が増えてきたのでまとめます。 【テーマ別一覧】 陰謀論、マスコミ、科学的認識論/科学方法論などに関する本 公害問題と食の安全に関する本 医療や生命、バイオテクノロジーなどに関する本 気候変動とエネルギー・資源問題に関する本の一覧 原子力と核兵器に関する本 地...
2024年8月2日金曜日
【おすすめ度☆】黒栁正典『人の暮らしを変えた植物の化学戦略』築地書館, 2020年
【おすすめ度○】岩瀬昇『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか』文春新書, 2014年
著者は元三井物産常務執行役。石油ビジネスの実態について、当事者の立場から解説した良書。なお出版社ウェブサイトでの本書の紹介には「エネルギー界の池上彰」云々と書かれているが、著者は池上彰のような子供向けの解説者とは全く異なる石油業界のプロフェッショナルである。
2024年8月1日木曜日
【おすすめ度○】蓮見雄・高屋定美 編著『欧州グリーンディールとEU経済の復興』文眞堂, 2023年
欧州グリーンディールについて、多角的に分析する良書。やや難しい。 主要内容:欧州グリーンディールの射程 欧州グリーンディールの法的基盤 ウクライナ戦争と脱ロシア依存 産業戦略としての欧州グリーンディール グリーンディールと欧州中央銀行の役割 サステナブル・ファイナンスの拡大に向けたEUの金融制度改革 EUタクソノミーが与えるEU域内の金融・経済活動への影響 グリーンディールの前提としての再エネ政策 経済安全保障としてのグリーンディール
【おすすめ度☆】木下理仁『チョコレートを食べたことがないカカオ農園の子どもにきみはチョコレートをあげるか?』旬報社, 2024年
開発援助について、子どもたちに問題を投げかけて考えさせる本。子ども向けで踏み込んだ考察はされておらず、この本のような問題を子どもたちに投げかけても「貧しい人たちはかわいそう」という程度の感想になってしまうのではないかと思うけど、そういう本の方が読みやすいという人もいるだろう。
2024年7月31日水曜日
【おすすめ度○】セバスティアン・アビス『小麦の地政学』原書房, 2023年
戦略物資としての小麦の分析 主要内容:小麦の生産、消費、貿易 小麦の主要な生産地(北米、ヨーロッパ、ウクライナ) 小麦需要の増加(南米、アジア、アフリカ) 気候変動の影響 小麦外交 フランスの小麦戦略
【おすすめ度☆】津田敏秀『医学的根拠とは何か』岩波新書, 2013年
医学的「エビデンス」の考え方の入門書。医学における「エビデンス」を直感・メカニズム・データに分類して説明する。
【おすすめ度●】ティム・マーシャル『宇宙地政学と覇権戦争』原書房, 2024年
宇宙での軍拡競争の現状に関するルポルタージュ風の本。ただし政治的立場はアメリカ中心に偏っている。
【おすすめ度○】ピーター・ロフタス『モデルナ 万年赤字企業が、世界を変えるまで』, 草思社, 2023年
モデルナの歴史、mRNAワクチンの開発のプロセス、ベンチャーキャピタルの投資、特許をはじめとする関連法制度、反ワクチン運動への対処など多角的に書かれている。
【おすすめ度◎】デイビッド・シュピーゲルハルター『統計学の極意』草思社, 2024年
統計学の基礎をできるだけ数式を使わないで説明した上で、統計学とAI、検定への批判と再現性の危機(研究不正と統計学)、ベイズ統計学など新しい話題も紹介する良書。ただし残念ながら統計学について教科書的な基礎知識がないと読むことは難しい(入門書ではない)。
2024年7月26日金曜日
【おすすめ度●】矢部武『世界大麻経済戦争 』集英社新書, 2021年
主にアメリカを中心にした大麻合法化と、大麻関連ビジネスの現状。面白い本だけど、題材が題材なのでおすすめ度は○でなく●にした。大麻の使用はおすすめしません!!
【おすすめ度○】読売新聞社会部取材班『ルポ 海外「臓器売買」の闇』新潮新書, 2024年
NPO法人「難病患者支援の会」による臓器売買事件のルポルタージュ。新聞記者の取材手法もよくわかる。
【おすすめ度●】塩浜克也・遠藤雅之『自治体の法規担当になったら読む本 改訂版』学陽書房, 2024年
自治体の主要な規定別に審査のポイントなどを解説している。自治体の立法技術や議会対策なども述べられており実務的。公務員志望者にはもちろん有益だけど、それ以外の人にとっても自治体の仕組みや働きを理解するのに有用な本。
【おすすめ度●(公務員志望者向け)】黒沢重徳『自治体の企画政策担当になったら読む本』学陽書房, 2024年
自治体の中枢部である企画政策担当の実務をかなり踏み込んで解説している本。公務員への就職を希望している人はぜひ読んでおくとよい。
2024年7月22日月曜日
【おすすめ度☆】打越綾子『新版 日本の動物政策』ナカニシヤ出版, 2024年
愛玩動物(ペット)・野生動物・動物園動物・実験動物・畜産動物の諸観点から、動物に関する法制度を体系的に説明する良い教科書。
2024年7月6日土曜日
【おすすめ度○】内藤正典・三牧聖子『自壊する欧米 ガザ危機が問うダブルスタンダード』集英社新書, 2024年
イスラエルのガザ攻撃に対して、いつもは「人権尊重」を主張しつつ、イスラエルの人権侵害に対しては擁護する姿勢を見せる欧米諸国や「リベラル派」の「ダブルスタンダード」を追及する対談。対談本にありがちなことだが、同じような内容の繰り返しになっているところがあるけど、人によってはむしろ繰り返しがある方が読みやすいかも。
2024年7月3日水曜日
【おすすめ度●】本田宏『参加と交渉の政治学』法政大学出版局, 2017年
【おすすめ度●】斎藤幸平・松本卓也 編著『コモンの自治論』集英社, 2023年
2024年6月30日日曜日
【おすすめ度○】児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』ちくま新書, 2023年
2024年6月7日金曜日
【おすすめ度◎】内田聖子『デジタル・デモクラシー』, 地平社, 2024年
新しい情報テクノロジーが民主主義の危機をもたらす一方で、それに対する抵抗運動が取り組まれていることを描く良書。具体的に取り上げられているテーマ: 顔認識の規制 監視広告 子供を狙うビジネス データブローカーの暗躍 不正なアルゴリズム 小農民の権利を奪うデジタル農業 デジタル経済と南北問題 情報テクノロジーがもたらす低賃金劣悪労働 政治キャンペーンへの利用 企業が支配するスマートシティなど
2024年5月26日日曜日
【おすすめ度○】高橋進『生物多様性を問いなおす』筑摩新書, 2021年
著者は元・環境省の官僚。環境省官僚の立場からの生物多様性の概説。大学の研究者や環境保護活動家とは異なったものの見方で書かれている。
2024年5月24日金曜日
【おすすめ度○】西村晋『中国共産党 世界最強の組織』星海社新書, 2022年
中国社会を実質的に動かしている中国共産党の基層組織の仕組みを、わかりやすく解説している。同じような内容の本は他にない。
2024年4月19日金曜日
【おすすめ度○】木畑洋一ほか『軍事力で平和は守れるのか 歴史から考える』岩波書店, 2023年
戦争を平和をめぐる歴史的考察を踏まえて、ロシア・ウクライナ戦争に関する多角的な考え方を提供してくれる良書。日露戦争について、ロシアと直接戦争をしたくないイギリスが、ロシア脅威論を煽って日本とロシアの間で日露戦争を引き起こし、戦争から最大の利益を得たという指摘(山田朗、197~198ページ)は重要な指摘だと思った(このことは歴史学者の間では常識なのかもしれないが、一般にはあまり知られていないのではないか)。ただし、著者の中にロシアやウクライナを専門とする人はいないので、その点では限界があるように感じられた。 主な内容:ウクライナ戦争はどのようにして起こったのか NATOの東方拡大は戦争を抑止したのか 近現代世界史の中の戦争と平和 軍事同盟と戦争の歴史 戦争の違法化 平和運動の歴史 日本をめぐる戦争と平和 東アジアの戦争をどう防ぐか 台湾有事・朝鮮半島有事の可能性の検討 など
2024年3月20日水曜日
【おすすめ度●】林公則『農業を市場から取りもどす』日本経済評論社, 2024年
2024年3月19日火曜日
【おすすめ度●】烏賀陽弘道『ALPS水・海洋排水の12のウソ』三和書籍, 2023年
爆発事故で損傷した福島第一原発から排出されるいわゆる「処理水」(汚染水)の海洋放出問題をめぐって、論点を体系的に述べた本。全ての論点で著者に賛同するわけではないので、おすすめ度は●にした。12の「ウソ」とは別に、最後の「まとめ」で指摘されている点も重大。「12のウソ」は以下の通り:①国内問題だった放射性物質汚染を国際問題に拡大した ②海洋排水しか方法はない ③タンクの置き場はもうない ④ALPS水排水は被災地の復興に必要だ ⑤ALPS水の海洋排水は廃炉を進めるために必要だ ⑥ALPS水を海洋排水すればタンクはなくなる ⑦風評被害をなくすことが必要だ ⑧ALPS水に放射性物質はトリチウムしか残っていない ⑨福島第一原発のような原発からの海洋排水は世界中でやっている ⑩日本政府の基準を満たしているから安全だ ⑪希釈して排水するから安全だ ⑫環境への影響は長期的に見ても無視できる
2024年3月16日土曜日
【おすすめ度○】半田滋『台湾侵攻に巻き込まれる日本』あけび書房, 2023年
2024年3月14日木曜日
【おすすめ度○】巽直樹『カーボンニュートラル』日本経済新聞出版, 2021年
カーボンニュートラルをはじめとする気候変動をめぐる国際金融業界の動きを紹介する本。
2024年3月13日水曜日
【おすすめ度●】川崎修・杉田敦 編著『新版補訂版 現代政治理論』有斐閣アルマ, 2023年
2006年に初版が出た本の新版補訂版。主にリベラリズムとデモクラシーに関する思想諸潮流を紹介している。この本では、おそらく意図的に、現実の政治問題と政治思想・理論との関係があまり書かれていないので、この本を読んだ人は「政治理論・思想とは、現実の政治とはあまり関係が無いものだ」という感想を持つだろう。そのためこの本は初めて学ぶ人向けとは言えず、おすすめ度も☆(教科書)ではなく●にした。
【おすすめ度☆】橳島(ぬでしま)次郎『科学技術の軍事利用』平凡社新書, 2023年
科学と軍事の関係について、現代的なトピックを取り上げて問題提起する良書。著者は、科学者の軍事への協力には、「越えてはならない線」があるという考え方。 内容:科学・技術と戦争の結びつき 軍民両用(デュアルユース)技術 人工知能兵器 兵士の強化改造 軍による人体実験の現状と課題
2024年3月5日火曜日
【おすすめ度●】川名晋史『在日米軍基地』中公新書, 2024年
在日米軍基地が、米軍基地だけでなく、国連軍基地を兼ねていることを重視した本。在日国連軍に関する本はこの本が事実上初めてといってよいのではないか。



























